大賀重樹

公立小校長×公認心理師×JICA海外協力隊

1965年　岡山県生まれ。埼玉大学卒業後、岡山県小学校教諭となる。働く中で、日本の学校教育がどうあるべきか疑問を抱きつつ現場で様々な実践を行う。

1993年　海外の教育現場を体験したいと考え、JICA海外協力隊に現職参加し、中米ホンジュラス共和国の文部初等教育局指導主事として、現地の先生の再教育プロジェクトに携わる。現地の学校を訪問しながら、小学校の先生に算数指導方法を指導したり、全校研究組織を確立させたり、指導書ドリルの作成を行う。

1995年　帰国後、岡山県の教諭として学校現場で、国際理解教育やNIE教育等の実践を行う。また、岡山県青年海外協力隊OV会の会長を歴任し、世界へ飛び立つ若者の支援を行ったり、(社)青年海外協力協会の『協力隊体験を伝えよう2』の執筆にも参加したり活動の場を広げる。

2003年、青森県の教員採用試験を受け、小学校教諭としての実践を行う一方、弘前大学や高校小中学校で社会科や国際理解教育の出前講座や講義をこれまでに30件以上実施。2011年には、NIE全国大会青森大会では、シンポジウムのパネリストとして登壇し、これまでの実践を紹介した。

2020年　公立小学校校長として、働き方改革の取り組みを実践したり、時短勤務職員をサポートしたり、SDGSを柱とした「誰ひとり取り残さない」学校経営を実現すべく活動している。

2022年　公認心理師の国家資格を取得し、学校現場で、子供や保護者、教職員の心のケアを行っている。他にもガイダンスカウンセラーや教育カウンセラーの資格も取得している。

―　どんな方を対象にコーチングしていますか

　20代から30代で一度教育現場から離れて自分自身を見つめ直してみたいと思っている方と一緒に人生の選択肢を一緒に考えることが多いです。

また、30代を過ぎ、管理職や若い先生との人間関係に疲れている方に、どう対処していけばいいか考えることが多いです。

〈相談者の声〉

　自分自身、これからどのように人生計画をたてようか迷っていましたが、コーチングで自分の想いを話すうちに、それまで気付かなかった選択肢が自分の口から出てきたことに驚きました。もしかしたら、このことがモヤモヤの原因だったのかも知れないと発見できました。大賀さんのコーチングのおかげです。コーチングの最初に話していた自分と違う自分が後半に出てきてびっくりしました。〈20代　女性〉

○自分の教師人生に悩み始めた人

・このまま教師を続けていいかわからない

・教師を辞めたら、どうすればいいかわからない

・教師を続けるためのエネルギーをもちたい

・少し現場を離れて休みたいけど方法がわからない

○自分のやりたい実践ができない

・自分の実践を管理職に許してもらえない

・自分のやりたい実践をうまく言語化できない

・自分のやりたい実践が本当に子供たちのためになるか分からない

○自分自身をキャリアアップしたい

・先生を続けながら、新しいことにチャレンジしたい

・自分自身にどんなキャリアを付ければ良いか分からない

・自分に合った専門を見つけたいがうまく見つけられない

○職場の人間関係を何とかしたい

・どうしてもなじめない同僚がいる

・自分の考えを全否定する同僚がいる

・職員室全体を明るく元気にしたい

・職員室の雰囲気に溶け込めない

―　コーチングで大切にしていることは何ですか？

○大切にしていること

・「そのとき自分が選んだ道が最善の道」の思いで、クライアントの方のこれまでの実践を大切にしながら、「本音」や「言語化できない思い」に寄り添っていくことを心がけています。

・コーチングの中で、クライアントの方が何気なく発した「言葉」をきっかけにクライアントの内面にある思いを引き出しながら、進めていきます。

○コーチングの特徴

・コーチングをしながら、これまでの自分や今の自分から、5年後、10年後に「ありたい自分」を一緒に考えながら、コーチ自身の経験や失敗を織り込みながら、クライアントの選択肢を増やしたり、思いを言語化したりしていきます。

・１回のコーチングで、完結しない場合は継続してコーチングを行うことも行っています。

　我々、先生コーチには、守秘義務があるので安心してコーチングを受けることができます。

　教師になるという夢を実現し、子供たちとたくさんやりたいことがあるのに、それを実践できないまま学校を去る教師が後を絶たない現状を変えたいと思います。そのためには「一点突破全面展開」です。たった一つのことができるようになると、０〈ゼロ〉が１〈イチ〉になります。１担っただけで、周りが驚くほど変わります。好循環し始めます。

　この先生コーチを通して、一人でも多くの先生の夢や志の実現をお手伝いしたいです。

　「そのとき自分が選んだ道が最善の道」　一緒に考え、ともに力強く進んでいきましょう。