不登校の二人の息子をもつ母が選んだ、オルタナティブスクールの教室長 |「不登校」という選択をリスペクトする社会へ

NIJINアカデミーリアル教室長  

表現者としてのキャリアを歩み、二児の母として不登校や病気に向き合ってきた「しめじゅん」さん。2025年6月、世田谷区に「NIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校」を開校し、現在は週3日のリアル教室運営を中心に、SNS発信や採用など多角的に活動しています。「パントマイム」や「表現」を軸に、子どもたちの個性をマネージャーのように、時にはお笑いの相方のように引き出す彼女に、NIJINへの想いを聞きました。

プロフィール
幼稚園勤務、USJオープニングクルー(トレーナー)を経て、声優・パントマイムの表現者として活動。幼少期から「学校外の学び」に没頭し、人形劇部の立ち上げやボランティアなど、一貫して表現の可能性を追求してきた。私生活では二児の母。長男の持病や次男の発達特性、そして不登校に向き合った経験から、子ども一人ひとりの「生き方」に深く寄り添う。2025年6月、NIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校を開校。

目次

表現で心を結ぶ。未来へ繋がる「温かな時間」をプロデュース


―現在、どのようなお仕事をされていますか?

東京・世田谷区で「リアル教室」の教室長をしています 。日中の5時間をフリースクールとして開放しており、開校当初は週1日でしたが、今では週3日まで広がりました 。リアル教室は、私の専門性と独自性がキラリと光る場所です 。子どもたちと引き合うように、私自身の個性や想いも思いっきり披露しています 。現場では、ある時は芸能事務所のマネージャーのように、またある時はお笑いの相方のように。これまでの表現者としての経験をフル活用して子どもたちと関わっています 。

また、情報過多の時代だからこそ、まだNIJINを必要としている人に届いていないもどかしさも感じています 。そのためSNSでの発信にも力を入れています 。子どもたちが未来の自分に繋がる「今」を選択できるよう、心の架け橋となり、記憶に残るあたたかな時間と空間を演出することに日々奮闘しています 。


― NIJINで働きたいと思ったきっかけを教えてください。

「笑顔の輪が広がり、一人ひとりが輝く、生きやすい世界をつくりたい」という想いがすべての原点です 。私はこれまで約10年間、「表現×総合教育」の教室で1歳から20歳までの子どもたちと関わってきました 。表現には正解も不正解もなく、その人らしさがあふれる大切な時間だと信じているからです

私自身、二児の母であり、息子たちは不登校を経験しています 。親として、居場所や学び場の必要性を誰よりも強く感じてきました 。だからこそ、社会とつながり、子どもたちの今と未来を信じて応援する仲間と出会いたかった 。その想いの中でNIJINアカデミーと出会い、世田谷下高井戸8D校が生まれました

「想いは必ず形になり、つながりから新しい世界が広がる」。そう確信して、全国の志を同じくする仲間と共に、子どもも大人も安心して自分らしくいられる場を広げていきたいと考え参画を決めました


毎日が心動かされる「本気」の現場。
熱い仲間と、子どもの『自分は自分でいい』に伴走する

― 仕事のやりがいや難しさについて教えてください。

一番のやりがいは、子ども一人ひとりが本来持っている輝きに出会えることです 。不登校の子どもを育てる中で、安心して過ごせる居場所や、多様な大人との関わりがどれほど大切かを私自身が実感してきました 。

教室では表現活動を通して、子どもたちが自分の気持ちを感じ、少しずつ自分らしさを取り戻していく時間を大切にしています 。最初は不安そうだった子が笑顔を見せたり、自分の言葉や表現で気持ちを伝えてくれたりする瞬間に立ち会えるのは、この仕事の何よりの喜びです 。

対話を通して「自分は自分でいい」と感じられる体現を大切にしています。もちろん、子どもの背景は多様で、すぐに変化が見えるわけではありません 。だからこそ焦らず、その子のペースを尊重しながら長い目で伴走する姿勢が求められます 。

仕事の多くは頭を悩ます課題かもしれませんが、子どもたちの笑顔に繋がった時の「1割の喜び」が、私の心を満たしてくれます 。

― NIJINで働いて、一番心動かされたエピソードはありますか?

正直に言うと、一番を一つに絞ることはできません。なぜなら、NIJINアカデミーでは毎日、そして毎瞬間、心を動かされているからです 。それだけ子どもも大人も、お互いに刺激し合い、学び合いながら、自分の生き方と真剣に向き合っている人たちが集まっている場所だと感じています 。子どもたちのまっすぐな言葉や挑戦する姿、そして大人たちの本気の関わりに触れるたびに、「生きることは、感じ、考え、行動すること」なのだと改めて実感します 。

人は一人では自分を知ることはできません。目の前に誰かがいてくれるからこそ、自分自身が見えてくる 。熱い想いと揺るぎない信念を持った仲間との出会いの中で、私自身も日々心を揺さぶられながら、「どんな生き方をしたいのか」を問い続けています 。

自分の「主体」を輝かせる。「不登校」という選択をリスペクトする社会へ

― これから挑戦したいことは何ですか?

子どもたちが自分の学びや生き方を自ら選択し、個性を生かしながら社会とつながっていける環境をさらに広げていきたいです

学校に行かないという選択をした子どもたちの感覚や勇気を、私は心からリスペクトしたいと考えています 。それは後ろ向きなものではなく、自分の心を守り、自分らしく生きようとする大切な一つの選択だからです 。

これまでも、子どもたちの表現を撮影現場やラジオ出演などの社会とつなぐ取り組みを行ってきました 。安心できる居場所で育った力が社会と出会うことで、さらに可能性は広がります 。これからも地域や公立小学校とも連携しながら、子どもたちが社会の中で自分らしく生きていける道を切り拓いていきたいです 。

― 読者に向けてメッセージをお願いします!

人は皆、かけがえのない個性と可能性を持っています 。しかし、今の社会の中ではその輝きが見えにくくなってしまうこともあります

NIJINアカデミーは、学びや生き方を選び、本来の自分、つまり「主体」を輝かせていくことを大切にしている場所です 。一人ひとりの選択や感覚を尊重しながら、「生きる」を体現しています

あなたの使命、天命は何でしょうか? 子どもたちの今と未来を繋ぐために、そして自分自身が本来の姿で輝くために。共に学び、共に挑戦していく仲間が増えることを心から願っています

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