競泳ジュニアオリンピックでの優勝や世界大会への選出など、トップアスリートとしての道を歩んできたまりんさん。大学で教職を履修し、イギリス留学も経験しましたが、新卒ではあえて教育以外の業界へ。一度「外」を見たからこそ見えてきた「学校だけではない教育の形」を求めて、NIJINに参画しました。入社の経緯や、現在挑戦しているインターナショナル校の構想について、お話を聞きました。
「学校という形」だけが教育なのか
プロフィール まりんさん
学生時代は競泳に打ち込み、ジュニアオリンピック優勝やジュニア世界大会出場を経験。イギリス留学を経て、大学卒業後は異業種での社会人経験を積む。その後、NIJINに参画。
ーNIJINに入社するまでは何をしていましたか?
学生時代は、とにかく競泳一筋のアスリート生活でした。ジュニアオリンピックでの優勝や世界大会への選出など、結果を追い求めることの厳しさと喜びを叩き込まれました。一方で、「いつか教育に」という想いもあり、大学では中高英語の教職課程を修了し、1年間のイギリス留学も経験しました。ただ、卒業後にすぐ教員になる選択はしませんでした。一度、教育とは別の業界で社会人経験を積む道を選んだんです。教育の世界しか知らない人間が、子どもたちに「社会の広さ」を語れるのか。そんな葛藤があったからです。
ーNIJINに入社した経緯を教えてください。
留学や社会人経験を重ねる中で、私の中にずっと消えない問いがありました。それは、「学校という形だけが、教育の正解なのだろうか?」というものです。そんな時、子どもを変えるのではなく「仕組み」そのものを創り変えるというNIJINの理念に出会いました。教員免許を持ちながら一度は別の道を選んだ私にとって、ここなら自分の「遠回り」さえも価値に変えて、新しい教育の選択肢を創れる。そう確信したことが、入社の決め手です。
一人ひとりの「一歩」の重さを、一番近くで分かち合える存在でありたい
ー現在はどのような業務を担当していますか?
海外連携や採用のほか、ヨガの授業を受け持っています。ヨガでは単に体を動かすだけでなく、哲学的な問いを投げかけることで、子どもたちの感性や「気づき」を引き出す時間を大切にしています。

また、不登校などの困り感を抱える生徒一人ひとりの「ありたい姿」に伴走する、専任サポートを担当しています。
私が最初に出会ったパケロンさんというお子さんがいます。最初はチャットの文字だけだったやり取りが、ライオンのアバターでカメラオンできるようになり、声が重なり、やがて笑顔を見せてくれるまで、2ヶ月の時間をかけてゆっくりと心の扉が開いていきました。

「友達を作りたい」という彼女の願いを叶えるための一歩は、得意な絵をみんなに披露すること。画面の前で「投稿ボタン」を前に、あと一歩が踏み出せない彼女の隣で、私はただ静かにその時を待ち、共に過ごしました。
意を決してボタンを押したその瞬間、彼女の世界は大きく動き出しました。誰かにとっては簡単な1クリックでも、彼女にとっては人生を変えるほどの大きな挑戦となりました。そんな一人ひとりの「一歩」の重さを、専任サポートとして、これからも一番近くで分かち合える存在でありたい、そう強く思わせてくれた出来事でした。

前例がないからこそ、自分の「意志」が試される
ーどんな時にやりがいを感じますか。
NIJINには前例やマニュアルがありません。「目的のために手段を問わない」という自由さがある分、常に自分自身の意志が試される難しさはあります。ですが、正解がないからこそ、目の前の子どもにとってのベストを追求できる。自分の試行錯誤が、子どもの小さな変化や一歩に直結した瞬間は、何物にも代えがたいやりがいを感じます。
ー今後の展望を教えてください。
直近の大きな目標は、「インターナショナル校」の実現です。私自身が海外で得た広い視点を、今度は子どもたちに届けたい。言葉や文化の壁を超えて、子どもたちが世界とつながり、自分の視野を広げられる場所を創り上げたいと考えています。
ー最後に、読者へのメッセージをお願いします。
「いつか教育に携わりたい」と思いながら、一歩を踏み出せずにいる方へ。一見、教育とは無関係に思えるあなたの「好き」や、社会での経験こそが、これからの教育を変える最強の武器になります。私たちが創っているのは、ただの学校ではなく「新しい学びの選択肢」です。
あなたの歩んできた道を力に変えて、一緒に新しい教育の形を社会に提示していきませんか?



