ご報告です。本日2月24日、NIKKEI THE PITCH SOCIAL の最終審査会・表彰式が開かれました。主催は、日本経済新聞社です。そして、不登校オルタナティブスクール小中一貫校「NIJINアカデミー」が、グランプリをいただきました。
応募は、400を超えていたそうです。その中で、日本一の評価をいただきました。しかも、テーマは「不登校」です。正直、胸がいっぱいになりました。
NIKKEI THE PITCH SOCIALとは

「NIKKEI THE PITCH」は、日本経済新聞社のプロジェクトです。全国のスタートアップや、次世代の社会起業家を支援しています。そして、NIKKEI THE PITCH SOCIAL は、その中のひとつです。テーマは、SDGsに関連する社会課題の解決。つまり、ソーシャルビジネスの全国大会です。
まず、書類による一次審査があります。次に、アドバイザリーボードとのブラッシュアップが数ヶ月続きます。そして、NIKKEI THE PITCH SOCIAL の最終審査会に臨みます。審査の視点は、社会性・事業性・革新性の3つです。
審査員も、そうそうたる顔ぶれでした。たとえば、鈴木寛さん(東京大学教授・元文部科学副大臣)。さらに、藤野英人さん(レオス・キャピタルワークス代表)や、村木厚子さん(元厚生労働事務次官)。日本の社会課題の最前線に立つ方々です。
NIKKEI THE PITCH SOCIALの舞台で伝えたこと

ピッチのテーマは、「不登校が希望に変わる、多様性×共創モデル」です。当日のピッチ全編は、こちらでご覧いただけます。
NIJINアカデミーは、全国37都道府県から約200名が通う学校です。不登校になると、家から出られなくなります。そして、自己肯定感が下がっていきます。私たちは、この課題に挑んできました。
カリキュラムの柱は、3つあります。まず、「多層的な心理的安全性」。次に、「一流教師による対話的な授業」。そして、「子ども主体のプロジェクト」です。
結果も、出はじめています。学校満足度は91.4%。出席認定率は97%。さらに、開校1年で50名が復学しました。
ただ、ピッチで伝えたのは数字だけではありません。その向こうにいる、子どもたちのことです。学校に行けないことが、劣等感にならない。「教育」=「学校」という当たり前を、変えていく。私たちが毎日やっていることを、そのまま話しました。
先生の働き方も、同時に変える
審査では、もうひとつ評価された点があります。それは、「先生の働き方」を同時に変えていることです。
ニジアカの授業は、「授業てらす」で腕を磨いた先生たちがつくっています。授業てらすは、教員研修プラットフォームです。現在、全国47都道府県から500名以上の先生が学んでいます。先生が幸せに働けるから、子どもの学びが豊かになる。この循環ごと評価していただけたことが、何より嬉しかった。

この賞は、子どもたちと先生たちのもの

正直に言います。名前を呼ばれた瞬間、浮かんだのは子どもたちの顔でした。
学校に行けず、家で苦しんでいた子がいます。その子が、ニジアカで友達をつくりました。そして、笑って、プロジェクトを立ち上げて、いま誰よりも活躍しています。この一人ひとりの物語が、事業のすべてです。
だから、この賞は私だけのものではありません。挑戦し続けてきた子どもたち。伴走してきた先生たち。そして、信じて任せてくださった保護者のみなさんのものです。

審査員長の鈴木寛さんからは、エールもいただきました。「学校こそ、本来イノベーターであるはず。日本の教育改革の先頭に立ってほしい」という趣旨です。身が引き締まりました。
グランプリの副賞は、賞金100万円です。さらに、「海外スタートアップ事情視察ツアー」にもご招待いただきました。日本の不登校解決モデルを、世界の教育課題につなげていく。そのための学びに行ってきます。
教育で、世界を照らす
NIJINは、「教育から世界を照らす」を理念に、2022年4月に創業した会社です。不登校、教員不足、教師の働き方。教育課題を仕組みから解決する事業を、これからも増やしていきます。
最後に。日本経済新聞社のみなさま、審査員・アドバイザリーボードのみなさま、ありがとうございました。そして、共に戦ったファイナリストのみなさまにも、心から感謝します。
※追記:NIKKEI THE PITCH SOCIAL のライブラリーに、受賞後のインタビュー記事を掲載いただきました。また、大会公式アーカイブはこちらです。
▶ NIJINアカデミー: https://academy.nijin.co.jp/
株式会社NIJIN 代表取締役 / NIJINアカデミー校長
星野 達郎

