ご報告です。メタバースの不登校支援に取り組むNIJINアカデミーが、第5回 XR・メタバース総合展【秋】で開催された「Japan Metaverse Awards 2025」にて、ソーシャルイノベーション賞を受賞しました。
この受賞が何を意味するのか。とりわけ、いま不登校で悩んでいるご家庭にとって何を意味するのか。校長の私から、綴りたいと思います。

Japan Metaverse Awards 2025とは
Japan Metaverse Awards 2025は、メタバース領域における革新的な挑戦や新たな社会実装を称えるアワードです。ソーシャルイノベーション賞、実空間メタバース賞、クリエイティブデザイン賞、技術革新賞、ベストプロトタイプ賞、メタバースジャパン特別賞の6部門で構成され、当日はファイナリストが事業を発表し、選考委員との質疑応答が行われました。

メタバースというと、ゲームやエンタメ、企業のバーチャル展示場を思い浮かべる方が多いかもしれません。その中で選ばれたのは、メタバースの不登校支援でした。教育こそ、社会を変えるメタバース活用である。そう認められたことに、大きな意味があると思っています。

メタバースの不登校支援 ――「学校を持ち運ぶ」という発想
不登校のお子さんを持つ保護者の方から、私たちはいつも同じ悩みを聞いてきました。「勉強の遅れより、人とのつながりが切れてしまうことが怖い」「家では元気なのに、学校にはどうしても行けない」。
NIJINアカデミーは、PC一台でアクセスできるメタバース校舎(oViceと共同開発)と全国32のリアル教室を組み合わせた、ハイブリッド型のオルタナティブスクールです。従来は学校に行かなければ得にくかったものを、心理的安全性の高い自宅から受け取れるようにしました。
- 友達とのつながり
- 社会性
- 基礎学力
- 運動
- 対話的・協働的な学び
つまり、子どもが学校に行くのではなく、学校の機能を子どものいる場所へ持ち運ぶ。家庭でも、地域でも、海外でも学べる。これが今回受賞した「不登校問題を本質的に解決する“公教育の持ち運び”モデル」です。

評価されたのは、技術ではなく「子どもたちの事実」でした
授賞式のピッチでは、不登校の背景にある学校制度の課題を示したうえで、NIJINアカデミーの教育モデルを発表しました。評価の中心にあったのは、メタバースという技術そのものではなく、そこで実際に子どもたちが変わってきたという事実です。

- 全国40都道府県から600名以上が入学
- 出席認定率97%(在籍校の出席として認められる)
- 開校2年で200名以上が復学
- 花王、TOPPAN、SoftBank、パナソニック、「授業てらす」など企業・大学・教育団体との協働による学びの実践
「学校に行けない」が、劣等感でも罪悪感でもなく、新しい学び方の入り口になる。メタバースの不登校支援は、もう構想段階ではありません。社会実装のフェーズに入っています。
ピッチの様子は、動画でご覧いただけます
今回の授賞式当日の映像はないのですが、私がどんな思いでこの事業を語っているかは、これまでのピッチ動画に詰まっています。日経新聞社主催の社会起業家の全国大会「NIKKEI THE PITCH SOCIAL」で優勝したときのピッチでは、不登校が希望に変わる「多様性×共創モデル」を語りました。
東京都主催のアクセラレーションプログラム「NEXs Tokyo」でのピッチもぜひ。「不登校は“社会不適合”ではなく“才能”である」――私の原点です。
これから ―― メタバースの不登校支援を、日本から世界へ
今回の受賞を受けて、NIJINアカデミーは自治体・企業との連携をさらに進めるとともに、海外事業の展開にも力を入れていきます。メタバースを活用した教育は、日本の不登校支援にとどまらず、世界中の「学校に行けない・行かない子どもたち」に日本の教育と技術を届けられる仕組みだと確信しています。
この賞は、NIJINアカデミーの子どもたち、保護者の皆さん、教師たち、そして共に歩んでくださる企業・自治体の皆さんと一緒にいただいたものです。本当にありがとうございます。

▶ 受賞の詳細:プレスリリース(PR TIMES)
▶ メタバース校舎を見てみたい方:オルタナティブスクール小中一貫校「NIJINアカデミー」公式サイト
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NIJINアカデミー 校長/株式会社NIJIN 代表取締役 星野達郎

