海外アクセラに10回以上落ちました|スタンフォード大学発・StartXに採択

ジェトロ・内閣府の海外展開支援プログラム「GSAP」AIコース採択を伝えるNIJINのビジュアル

ご報告があります。株式会社NIJINが、ジェトロ(日本貿易振興機構)と内閣府による海外展開支援プログラム「GSAP(グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム)」のAIコースに採択されました。スタンフォード大学発のアクセラレーター「StartX」と共に、日本の公教育で積み上げてきたメソッドを世界に届けていきます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000847.000099150.html

ジェトロ・内閣府の海外展開支援プログラム「GSAP」AIコース採択を伝えるNIJINのビジュアル
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10回以上、落ち続けました

正直に書きます。海外のアクセラレーションプログラムには、去年からずっと応募し続けてきました。そして、落ち続けてきました。数えてはいませんが、10回以上は落ちたと思います。

提出するたびに、「まだ足りないのか」と思いました。それでも出し続けたのは、いつか届くと信じていたから……というより、他にやりようがなかったからです。国内で結果を積み上げながら、また応募する。その繰り返しでした。落選は海外だけではありません。今年5月にはICTスタートアップリーグにも落選しました。そのことも、この社長日記に正直に書きました。

今回、初めて海外のアクセラレーションプログラムに採択をいただきました。素直に、うれしいです。

StartXは、ユニコーン企業を18社輩出し、1,600名を超える起業家が集まる、シリコンバレーでも非常に評価の高いアクセラレーターです。米国の既存プログラムには300件以上の応募があり、採択率は10%以下だと聞いています。今回は、日本のスタートアップ向けに特別に用意されたプログラムです。3〜6か月間、オンラインと米国への渡航を組み合わせて進んでいきます。

グアテマラで、何もできなかった自分

世界に目を向けると、学校に通えていない子どもは約2億7,300万人。ユネスコの2026年報告によれば、この数は7年連続で増え続けています。学校に通えていても、読み書きすらできないまま大人になっていく子どもたちが、その何倍もいます。

私は大学を卒業した後、新卒でJICA海外協力隊(青年海外協力隊)の小学校教育隊員として、グアテマラに赴任しました。そこで、児童労働の現場を目の当たりにしました。ぼろ雑巾のような服を着た子どもたちが、路上で小銭を稼いでいる。読み書きを学ぶ機会は、そこにはありませんでした。

現地の先生方と授業づくりの研修を重ねる日々の中で、それでも、目の前のあの子たちに対しては、私はただ立ち尽くすことしかできませんでした。何の力もなかった。帰国してからもずっと、そのことが引っかかっていました。

グアテマラ・キチェ県で現地の先生方に授業づくり研修を行う星野達郎(JICA海外協力隊時代)

でも、今なら。会社があって、仲間がいて、日本で積み上げてきた教育の実績がある今なら、何かできるんじゃないか。今回の採択は、私にとって、そのための最初の一歩です。

学校に並ぶ、新しい教育インフラをつくる

株式会社NIJINが掲げているのは、「Make Japan Happy, Make World Happy」です。学校に並ぶ新しい教育インフラをつくり、世界平和を実現する。それが、私たちNIJINのつくりたい未来です。

大きなことを言っているのは分かっています。それでも、教育が届かないことが、その子の人生を、そして社会全体を、どれだけ変えてしまうかを見てきました。だから私は、すべての子どもに温かい教育を届けることが、そのまま世界平和につながると本気で信じています。

日本で培った「持ち運び可能な公教育」を世界の子どもたちに届けるNIJINの構想図

ここからが、始まりです

採択はゴールではありません。むしろ、ここからが始まりだと思っています。うれしさと同じくらい、責任も感じています。

今、私は毎日、英語の単語とスピーキングの勉強をしています。正直に言えば、まだまだです。それでも、世界の起業家たちと同じテーブルに座るなら、自分の言葉で語れなければ意味がない。だから続けます。

そして、国内の事業をおろそかにするつもりは一切ありません。日本の教育課題に対して、チームでここまで一生懸命やってきました。その積み重ねがあったからこそ、今回の話につながっています。国内をチームでしっかりやりながら、海外で何ができるのかを探っていく。それが、これからの私の仕事です。教育の海外展開については、5月に総務省の海外展開支援事業に応募したときの想いも書いていますので、あわせて読んでいただけたらうれしいです。

正直、どこまで海外で通用するのかは分かりません。世界の中でNIJINがどれだけ戦えるのか。不安もありますが、それ以上に、私自身がとても楽しみです。

もし、この挑戦をおもしろいと思ってくださる方がいたら。海外展開や教育に関する知見をお持ちの方がいたら。そして、「世界に教育を届ける仕事を一緒にやりたい」と思ってくれる方がいたら。ぜひ、声をかけてください。ここから一緒に、始めさせてください。

https://www.jetro.go.jp/news/announcement/2026/71c9ef279e8bdfbb.html

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