学ぶ側から、
社会起業を伝える側へ。
株式会社NIJIN代表・星野達郎は、もともとボーダレスアカデミー第7期の受講生でした。 小学校教員として教育課題を感じながらも、「誰のために、何を事業にするのか」を決めきれずにいた時期に、 社会課題を起点にビジネスをつくる方法を学びます。 卒業後に株式会社NIJINを創業し、やがてボーダレスアカデミーへ、 今度は自身の起業経験を伝える卒業生起業家として戻るようになりました。
第7期卒業生
× 事業づくり
WHAT IS BORDERLESS ACADEMY?
「何を売るか」より先に、
「何を変えたいか」を考える。
ボーダレスアカデミーは、ボーダレス・ジャパンが運営する、 社会課題解決を目指す人のためのソーシャルビジネススクールです。 特徴は、まず解決したい社会課題を掘り下げ、その後に事業の形を考えること。
星野も、この「社会課題が先、ビジネスが後」という考え方に共感して受講を決めました。 当時は教育現場に課題意識を持ちながらも、 誰を対象に、どんな価値を届けるのかを整理できていなかったと振り返っています。
課題の当事者を見つめ、解決したい構造を明らかにし、 その価値を持続的に届けられるビジネスへ落とし込む。 アカデミーでは、想いを事業に変えるプロセスを実践の中で磨いていきます。
THE QUESTION
起業するか迷っていた教師に、
一つの問いが残った。
星野がアカデミーで特に印象に残っていると語るのが、 ボーダレス・ジャパンの鈴木雅剛氏から投げかけられた問いです。 当時の星野は、教師を続けるか、学校を離れて事業を始めるかで揺れていました。 その答えを、事業計画ではなく「誰のために生きるのか」というところから考えることになります。
FROM IDEA TO BUSINESS
最初に持ち込んだアイデアと、
卒業時の事業は本質が違った。
星野は入学時点ですでに一つのビジネスモデルを持っていました。 しかし後に振り返ると、それは自分が「届けたいもの」を詰め込んだ発想で、 本当に救いたい人が必要としているものから始まってはいませんでした。
自分がつくりたい
サービスから考える
アイデアや機能が先にあり、「これなら役に立つはず」と考える。 しかし、対象となる人の困りごとと十分につながっていない状態でした。
救いたい人に必要な
価値から考える
誰の、どんな課題を解決するのかを掘り下げる。 その結果、形は似ていても、利用者を起点にした事業へと本質が変わっていきました。
WHAT HE LEARNED
正解を探すのではなく、
仮説をつくって、確かめる。
学校教育では「正しい答え」を求める場面が多くあります。 一方、起業には最初から答えがありません。 星野がアカデミーで学んだのは、社会課題と向き合いながら仮説をつくり、 人に話し、試し、事業を磨いていくプロセスでした。
誰の、何の課題を解決したいのかを明確にする。
一人で考え込まず、対話から新しい視点を得る。
イベントやサービスを実際に届け、価値があるかを見る。
本当に必要とされるかを、行動と対価で検証する。
BACK TO THE ACADEMY
受講生から、
次の起業家へ経験を渡す側に。
2021年12月にアカデミーを卒業した星野は、 2022年3月末に小学校教員を退職し、株式会社NIJINを創業しました。 その後は、卒業生起業家としてボーダレスアカデミーのイベントへ継続的に登壇しています。
完成された成功談を話すのではなく、 教師を辞めるまで迷ったこと、事業をつくる中で直面した壁、 それでも社会課題に向かい続ける理由を伝える。 かつて自分が先輩起業家から受け取った学びを、次の挑戦者へ返しています。
第7期卒業生として特別プレゼン・パネルディスカッションに参加。100名以上が参加。
ボーダレスアカデミーのファイナルピッチで、最優秀賞とオーディエンス賞をW受賞。
社会起業を目指す参加者へ、教員から起業した経験を座談会形式で共有。
「社会課題解決への挑戦でぶつかった壁とブレイクスルーポイント」をテーマにクロストーク。
「起業したい」から
始めなくていい。
先にあるのは、変えたい社会と、助けたい誰か。 起業は、その課題を解決し続けるための一つの手段です。
SOCIAL ENTREPRENEURSHIP
起業家になることより、
何を社会に残すか。
星野がボーダレスアカデミーで得たものは、 単なる起業ノウハウではありませんでした。 「誰のために」「なぜこの課題に取り組むのか」を言葉にし、 迷ったときに戻れる軸を持つことでした。
その軸があったからこそ、教師を辞める決断をし、 教員向け事業、不登校の子どものための新しい学校、 企業・自治体との共創へと挑戦を広げてきました。 今度は、その過程で得た失敗と学びを、次に社会を変えようとする人へ渡しています。
社会課題への想いを、
動く事業へ。
星野達郎は、社会起業、教育、事業づくり、キャリアなど、 教員から起業家へ進み、複数の教育事業を立ち上げてきた経験をもとに、 大学・学校・企業・団体で講演や授業を行っています。

