オンラインフリースクールの求人とは?教員経験を活かせる仕事内容・働き方を解説

「子どもと関わる仕事は続けたい。でも、学校以外にも教育に携われる仕事はあるのだろうか。」

そんな思いから、オンラインフリースクールの求人を検索している方もいるのではないでしょうか。

近年、不登校の子どもが増える中で、オンラインフリースクールという新しい学びの場が広がっています。それに伴い、教員経験を活かして働ける求人も少しずつ増えてきました。

しかし、「オンラインで何をする仕事なのか」「学校の教員とは何が違うのか」「自分の経験は活かせるのか」といった情報は、まだ十分とは言えません。

この記事では、オンラインフリースクールの仕事内容や働き方、学校との違い、求人を見る際のポイントまで詳しく解説します。

なぜ教員経験者がオンラインフリースクールの求人を探すのか

教員の仕事には、大きなやりがいがあります。

子どもの成長を間近で見られること。
授業を通して、新しい世界を伝えられること。
子どもの人生に関わる存在になれること。

一方で、学校では授業だけでなく、校務、保護者対応、行事、部活動など、多くの業務を同時に担います。

目の前の子どもともっと丁寧に向き合いたいと思っていても、時間や制度の制約によって、十分に関われないと感じることもあるでしょう。

そのため、

教育から離れたいわけではない。

学校とは違う環境で、子どもの可能性をもっと広げたい。

と考え、オンラインフリースクールの求人を探す教員経験者が増えています。

オンラインフリースクールには、通勤を必要とせず、住んでいる地域にかかわらず働ける求人もあります。

ただし、単に「在宅で働ける教育の仕事」として選ぶだけでは、実際に働き始めてからギャップを感じる可能性があります。

大切なのは、そのフリースクールがどのような教育を目指し、先生にどのような役割を求めているのかを確認することです。

オンラインフリースクールではどんな仕事をする?

仕事内容は運営団体によって異なりますが、オンラインフリースクールの先生は、授業を担当するだけではありません。

子どもの学びを支え、人とのつながりをつくり、新しい挑戦を後押しすることも大切な役割です。

ここでは、代表的な仕事内容を紹介します。

1.オンライン授業を行う

国語、算数・数学、英語などの教科学習を担当する仕事です。

学校と同じ内容を一斉に教えるだけでなく、少人数で対話しながら進めたり、子どもの興味から授業を展開したりする場合もあります。

オンラインでは、子どもの表情や声、チャットでの反応を捉えながら授業を進める力が必要です。

教員として培ってきた授業づくりや、子どもの理解度を見ながら進める力は、オンラインでも大きな強みになります。

自宅からオンライン授業に参加するNIJINアカデミーの子ども
2.少人数のクラスをつくる

定期的なクラス会議やホームルームを通して、子ども同士が安心して関われる環境をつくります。

オンラインだからこそ、ただ同じ空間に集めるだけでは関係は生まれません。

発言しやすい雰囲気をつくる、共通の趣味を持つ子をつなぐ、一人で過ごしたい子の意思も尊重するなど、一人ひとりの状態を見ながらクラスをつくります。

学級経営や子ども同士の関係づくりの経験は、オンラインの場でも活かせます。

3.子どもと個別に対話する

オンラインフリースクールには、学校生活や人間関係で自信を失っている子どももいます。

すぐに勉強を始めるのではなく、まずは安心して話せる関係をつくることが必要な場合もあります。

子どもの話を聞き、興味や得意なことを一緒に見つけ、「やってみたい」を行動へ変えていく仕事です。

一人ひとりの思いに耳を傾け、信頼関係を築く力は、教員経験者だからこそ発揮できる場面が多くあります。

オンラインで先生と対話しながら学ぶNIJINアカデミーの子ども
4.探究活動やプロジェクトを企画する

子どもの興味を起点に、企業や地域と連携したプロジェクトを企画したり、子どもの「やってみたい」を実社会につなげたりする活動もあります。

教員経験だけでなく、企業での勤務経験、広報、営業、デザイン、エンジニアリングなど、さまざまな経験を教育に活かせる領域です。

5.保護者や在籍校と連携する

子どもの様子を保護者へ共有したり、必要に応じて在籍校と連携したりする仕事もあります。

子どもの変化を感覚だけで伝えるのではなく、参加した活動やできるようになったことを具体的に記録し、共有する力が求められます。

教員時代に培った保護者とのコミュニケーションや情報共有の経験も、この仕事で活かせる大切な力です。

学校の教員とオンラインフリースクールで働く人の違い

学校とオンラインフリースクールでは、どちらも子どもの成長に関わる仕事ですが、教育の仕組みや求められる役割には違いがあります。
ただし、実際の仕事内容や方針は、学校や運営団体によって異なります。
以下は一般的な傾向としてご覧ください。

比較項目 学校の教員 オンラインフリースクールで働く人
主な学びの場 校舎や教室 オンライン空間や自宅など
学びの進め方 学習指導要領や時間割を基準に進める 子どもの状態や興味に応じて組み立てる
主な役割 教科指導、学級経営、校務、行事運営など 授業、個別対話、交流支援、企画、保護者連携など
子どもとの関わり 学級や学年単位で関わる場面が多い 個人や少人数で関わる場面が多い
活かせる経験 教員経験や教科指導の専門性 教員経験に加え、企業経験や専門スキルも活かせる
仕事のつくり方 既存の制度や年間計画に沿って進める 必要な活動や仕組みを自分たちで考える場合がある

オンラインフリースクールは、単に学校より自由に働ける場所ではありません。
学校とは異なる仕組みの中で、子どもに必要な学びやつながりを考え、新しい教育の形をつくっていく場所です。

決められた授業を担当するだけでなく、子どもの声から活動を企画したり、スタッフ同士で仕組みを改善したりすることもあります。

そのため、教員経験を活かしながらも、これまでのやり方にとらわれず、新しい方法を考える姿勢が求められます。

フルリモートだからこそ求められる力

オンラインフリースクールには、全国どこからでも働ける求人があります。

通勤が不要で、自宅から教育に携われることは大きな魅力です。

一方で、オンラインだからこそ求められる力もあります。

特に必要になるのは、次のような力です。

フルリモートで特に求められる5つの力
  • 子どもの小さな変化に気付く観察力
  • チームで情報共有するコミュニケーション力
  • オンラインツールを使いこなす力
  • 自分から行動する主体性
  • 正解のない課題を考え続ける力

教員経験を活かしながら、新しい教育の形を仲間と一緒につくっていきたい人に向いている仕事です。

一方で、決められた仕事だけを担当したい人よりも、自ら考え、提案し、挑戦することにやりがいを感じる人のほうが活躍しやすい環境といえるでしょう。

オンラインフリースクールの求人で確認したい4つのポイント

1.雇用形態

正社員、契約社員、パート、業務委託など、求人によって契約形態は異なります。

特に業務委託の場合は、会社に雇用される働き方ではないため、社会保険、有給休暇、労働時間の管理方法などが雇用契約とは異なります。

求人票では名称だけを見るのではなく、実際にどのような契約になるのかを確認しましょう。

2.報酬の決まり方

報酬は、時給制、月額制、担当業務ごとの報酬など、運営団体によって異なります。

授業時間だけが報酬の対象なのか、教材準備、会議、保護者対応、記録作成なども含まれるのかを確認することが大切です。

表示されている金額だけでなく、必要な業務全体を踏まえて判断しましょう。

3.稼働時間

「週2日から」「フルリモート」と記載されていても、子どもと関わる時間や会議の時間が決まっている場合があります。

平日の日中にどの程度の稼働が必要なのか、会議や研修への参加が必須なのかを確認しましょう。

現在の仕事や家庭との両立を考える場合は、実際の週間スケジュールまでイメージすることが大切です。

4.目指している教育

働き方や待遇だけでなく、そのフリースクールがどのような教育を目指しているかも重要です。

学習支援を中心にしているのか、子どもの居場所づくりを重視しているのか、社会とのつながりや探究活動に力を入れているのかによって、仕事の内容は変わります。

自分が実現したい教育と、運営団体の理念や方針が重なっているかを確認しましょう。

求人票だけでは分からないこともあるため、説明会や面談では、実際の仕事内容や一日の流れ、スタッフに求められる役割まで質問しておくと安心です。

NIJINアカデミーで、学校の外から教育を変える

NIJINアカデミーは、不登校の小学生・中学生が、メタバースと全国各地のリアル教室を組み合わせて学ぶオルタナティブスクールです。

子どもたちは、オンライン授業や少人数・異年齢のクラス活動に参加しながら、自分の興味や得意を起点に学びを広げていきます。

NIJINアカデミーで働く人の役割は、授業を担当することだけではありません。

子どもの「やってみたい」を見つけ、仲間とつなぎ、企業や地域、社会と出会う機会をつくることも仕事の一つです。

例えば、子どもたちが企業や自治体と一緒に地域課題を考えたり、商品やサービスのアイデアを提案したり、自分たちの得意を活かしたプロジェクトに挑戦したりする機会があります。

学校の中だけで完結するのではなく、子どもと社会をつなぎ、学びを実社会へ広げていくことが、NIJINアカデミーの教育の特徴です。

また、働く人自身も、決められた仕事だけを担当するのではありません。

クラス運営、授業づくり、広報、営業、企業連携、イベント企画など、それぞれの経験や得意分野を活かしながら、新しい教育の仕組みをつくっていきます。

教員として培った授業力や子どもを見る力に、これまでの社会経験や専門性を掛け合わせることで、学校の中では実現しにくかった教育にも挑戦できます。

ただし、完全在宅で働けるから楽な仕事というわけではありません。

離れた場所で働く仲間と連携し、自分から考え、提案し、行動する力が求められます。

既存の教育をそのままオンラインに置き換えるのではなく、子ども一人ひとりに合った新しい教育を、自分たちでつくっていきたい人に向いている仕事です。

あなたの経験を、教育を変える力に。

学校で培った経験や専門性は、場所が変わっても大きな価値になります。
NIJINでは、一人ひとりの挑戦が、新しい教育をつくっています。
あなたも、次の一歩を踏み出してみませんか。

参考情報

教育制度や教員に関する最新情報は、 文部科学省の公式サイト も参考にしてください。

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