株式会社NIJIN代表取締役・星野達郎が、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「第3回JICA海外協力隊 帰国隊員社会還元表彰」アントレプレナーシップ賞を受賞しました。グアテマラでのJICA海外協力隊経験を原点に、企業・自治体と教育を共創し、社会全体を学びの場へ変えるNIJINアカデミーの取り組みが評価されました。
教育課題を事業と共創で解決する取り組み
JICA麹町で表彰式を開催
受賞者7名
各受賞者が社会還元の実践を発表
この記事では、JICA海外協力隊帰国隊員社会還元表彰とはどのような表彰なのか、アントレプレナーシップ賞を受賞した理由、グアテマラでの協力隊経験がNIJINの教育事業へどうつながったのかを詳しく紹介します。
JICA海外協力隊帰国隊員社会還元表彰とは?
JICA海外協力隊経験者が、派遣国で得た知見、現場感覚、行動力を国内外の社会へ還元している好事例を集め、広く紹介するための表彰制度です。
JICA海外協力隊帰国隊員社会還元表彰は、JICA海外協力隊の事業目的の一つである「ボランティア経験の社会還元」を促進するため、2023年に始まりました。
対象となるのは、企業・組織での仕事、起業、個人活動、ボランティアなど、形を問わず社会課題の解決に取り組む帰国隊員です。第3回はJICA海外協力隊発足60周年事業として、応募対象が従来の「帰国後10年以内」から「帰国後20年以内」へ拡大されました。
- 正式名称
- 第3回 JICA海外協力隊 帰国隊員社会還元表彰
- 主催
- 独立行政法人国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事務局
- 制度開始
- 2023年
- 第3回の応募対象
- 帰国後20年以内で、国内外・公私を問わず社会課題の解決に取り組むJICA海外協力隊経験者
- 応募者数
- 50名
- 受賞者数
- 7名
- 表彰式
- 2025年7月14日、JICA麹町
- 当日の参加者
- 受賞者、帰国隊員、企業・団体、外務省、報道関係者など100名以上
星野達郎が「アントレプレナーシップ賞」を受賞
教育を学校だけに閉じず、企業・自治体・地域とともに社会全体を学びの場へ変える「教育共創モデル」が、帰国後の社会還元と社会起業の実践として評価されました。
受賞理由
企業や自治体などと協力して、社会全体を学びの場にする「教育共創モデル」を確立したこと。多様な教育のあり方を示し、子どもの自己肯定感を育む取り組みが評価されました。
受賞の原点は、グアテマラで見た教育格差
星野は2013年度3次隊のJICA海外協力隊員として、グアテマラへ小学校教育の職種で派遣されました。現地では教師や教育関係者とともに、教員研修の改善に取り組みました。
そこで目の当たりにしたのは、生まれた場所や家庭環境によって、受けられる教育の質と機会が大きく左右される現実でした。「どこに生まれても、質の高い教育を受けられる社会をつくりたい」という問題意識は、帰国後の教員経験、教師コミュニティの立ち上げ、そしてNIJINアカデミーの創設へとつながっています。
現場から始める
外から答えを持ち込むのではなく、現地の教師や教育関係者と課題を見つけ、行動を重ねる。
人を責めず、仕組みを変える
子どもや教師の努力不足にせず、学ぶ機会を左右する教育制度や環境そのものを見直す。
行動から共創を生む
立場や組織の壁を越えて周囲を巻き込み、小さな実践を社会の仕組みへ育てていく。
海外での経験を日本へ、日本の実践を再び世界へ
JICAが重視する「環流」と、NIJINの教育事業
表彰式では、途上国で得た経験を日本の社会課題解決へ生かし、国内で生まれた実践を再び海外へつなぐ「環流」の重要性が語られました。NIJINの歩みも、グアテマラの教育現場で得た問題意識を日本の教育事業へ変え、その仕組みを国や地域を越えて届けようとする循環です。
受賞当時、NIJINアカデミーはどこまで広がっていたのか
JICAの公式発表では、受賞対象となった2025年当時のNIJINアカデミーについて、全国40都道府県から480名を超える子どもが入学し、メタバース本校舎と全国26キャンパスを持つハイブリッド型教育機関と紹介されています。
※上記はJICAが第3回表彰の受賞者情報として公表した、2025年当時の数値です。
NIJINアカデミーは、多様性・主体性・選択性を教育の土台とし、メタバース校舎と地域のリアル教室を組み合わせています。さらに、企業や自治体が持つ技術、知識、地域課題を教育へつなぎ、日本中を学び場に変えていく点が特徴です。
星野達郎の受賞コメント
動画で見る、受賞とJICA海外協力隊への思い
表彰式の公式プレゼンテーションに加え、タツロー校長自身が、受賞をきっかけにJICA海外協力隊の活動、相手国への貢献、日本社会への還元、数字だけでは測れない価値について語った動画も公開しています。
受賞後も広がる、教育共創モデル
受賞後もNIJINアカデミーは、オンラインで全国をつなぐ教育と、地域のリアル教室を組み合わせながら成長を続けています。2026年7月時点では、公式サイトに累計入学者数900名超、出席認定率97%、リアル教室42か所、保護者満足度98%と掲載されています。
アントレプレナーシップを、子どもへ届く仕組みに変える。
起業は、会社をつくることだけではありません。解決されていない社会課題を見つけ、仲間を集め、継続可能な仕組みをつくることです。NIJINは、JICA海外協力隊で培った行動力と共創力を、学校に並ぶ新しい教育インフラへ育てていきます。


株式会社NIJIN 代表取締役 星野達郎