株式会社NIJIN代表・星野達郎は、2024年3月26日に開催された東京都主催「ASAC 第17期 Demo Day」で、オーディエンス投票による最優秀賞(優勝)に選ばれました。5カ月間にわたり磨いてきたNIJINアカデミーの軌跡と展望を5分間で発表し、会場・オンラインに参加した大企業、投資家、行政関係者など160名から、最も共感し応援したいスタートアップとして支持を集めました。
第17期の採択企業が成果を発表
大企業・投資家・行政関係者などが投票
最も共感し、応援したい企業に選出
この結果が特別なのは、専門家による審査だけで決まった賞ではないことです。NIJINアカデミーの事業を初めて知った人を含む幅広い参加者が、教育課題への問題意識と、実際に子どもへ届いている事業へ投票しました。
この記事では、ASACデモデイの位置づけ、最優秀賞とオーディエンス賞の表記、5カ月間で事業をどう磨いたのか、最終プレゼンテーションの内容と映像、受賞当時から現在までの成長を紹介します。
ASACデモデイとは?5カ月間の集大成を社会へ開く場
ASACデモデイは、採択企業が5カ月間のアクセラレーションプログラムで磨いた事業を、大企業、投資家、行政などへ発表する場です。成果を披露するだけでなく、資本提携、共同事業、サービス導入など、次の社会実装につなげることを目的としています。
青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)は、東京都が創業予定者や創業間もないスタートアップを支援する施設です。第17期には103件の応募から12社が採択され、2023年11月から2024年3月まで事業計画、顧客価値、成長戦略、ピッチなどを磨きました。
- イベント名
- ASAC#17 Demo Day
- 開催日
- 2024年3月26日(火)
- 開催時間
- 18時00分〜20時25分
- 会場
- NEXs Tokyo イベントスペース
- 開催形式
- 会場とオンライン配信によるハイブリッド形式
- 登壇企業
- ASAC第17期採択企業12社
- NIJINの発表時間
- 5分間
- 投票参加者
- 大企業・投資家・行政関係者など160名
- 結果
- NIJINアカデミーがオーディエンス投票で優勝
「最優秀賞」「優勝」「オーディエンス賞」はどう違う?
ASAC公式の事前案内では「最も共感したスタートアップ1社」を選ぶオーディエンス投票と説明されています。株式会社NIJINの発表では「オーディエンス賞(優勝)」、その後のプロフィール等では「デモデイ最優秀賞」と表記されています。本記事では、結果の仕組みが分かるよう「最優秀賞(オーディエンス賞/優勝)」として紹介します。
つまり、審査員が採点して順位を決めた一般的なグランプリではなく、当日の参加者が「最も共感し、応援したい」と感じたスタートアップを選んだ結果です。
ソーシャルビジネスにとって、共感は飾りではありません。利用者、自治体、企業、支援者など、異なる立場の人が事業の必要性を理解し、「一緒に広げたい」と感じることが社会実装の力になります。
採択からデモデイまで、NIJINが過ごした5カ月
103件から選ばれた12社が集まり、事業成長のための5カ月間が始まりました。
子どもの変化だけでなく、誰のどの課題を、どの仕組みで解決するのかを言語化しました。
インキュベーションマネージャーや外部メンターと、事業計画や広げ方を見直しました。
教育関係者以外にも課題と価値が伝わるよう、数字、事例、未来像を一つの物語にしました。
会場とオンラインの参加者へNIJINアカデミーを発表し、オーディエンス投票で優勝しました。
最終プレゼンテーションで伝えたこと
開校後に生まれた子どもの変化と、学校だけに限定されない新しい義務教育の仕組みを、5カ月間の学びを反映した事業構想として発表しました。
星野が語った出発点は、小学校教員として、学校に合わず自己肯定感を失っていく子どもを見てきた経験です。しかし、ピッチは問題提起だけでは終わりません。
2023年9月の開校から約半年で、全国30以上の都道府県から100名を超える小中学生が参加し、保護者満足度91%を記録していました。学校へ行けない子どもが、自宅から授業、友達、信頼できる大人、社会とつながれることを、実際の事業として示しました。
なぜ160名の「応援したい」につながったのか
ASACは個別の投票理由や得票数を公表していません。そのため、何が投票の決め手だったかを断定することはできません。一方、発表内容と当時の事業状況から、幅広い参加者に届きやすかった要素を整理できます。
制度や市場だけでなく、家から出られなかった子どもが授業や交流を楽しむ姿を通じ、課題の緊急性と事業の価値を伝えました。
アイデア段階ではなく、開校から約半年で全国の子どもが利用し、保護者から評価されている実践でした。
不登校の子どもを変えるのではなく、教育を選べる仕組みへ社会を変えるという視点を示しました。
学校運営だけで閉じず、企業、投資家、行政との連携によって教育体験を広げられる構想でした。
最優秀賞を伝える、二つの写真
星野達郎の受賞コメント
「教育」=「学校」という常識を変え、この国に生まれた全ての子どもが希望を持てる教育の仕組みを創る。
星野は、ASACで出会った同期の起業家、メンター、運営者、東京都、支援者への感謝とともに、5カ月間の学びを次の挑戦へつなげる決意を表明しました。
受賞を決めたのは、教育関係者だけではありません。大企業、投資家、行政など、異なる専門性を持つ人々が、NIJINアカデミーを社会に必要な事業として選びました。
それは、教育課題を教育業界の中だけに閉じず、企業、行政、地域が参加できる社会課題として伝えられた瞬間でもあります。
受賞当時の100名から、その後の教育インフラへ
- 全国30以上の都道府県から100名超が参加
- 保護者満足度91%
- 不登校の小中学生向けオンラインスクール
- 5分間の最終プレゼンで事業構想を発表
- 累計入学者数900名超
- 出席認定率97%
- 全国42か所のリアル教室
- 保護者満足度98%
2026年7月に確認したNIJINアカデミー公式サイトでは、累計入学者数900名超、出席認定率97%、全国42か所のリアル教室、保護者満足度98%と掲載されています。
ASACデモデイで発表した「軌跡と展望」は、舞台上の言葉だけでは終わりませんでした。オンライン校舎から地域のリアル教室へ、子どもと教師だけでなく企業・自治体との教育共創へと、事業の形を広げています。

