「挑戦しない教師は、教育者じゃない」 そう言い切るのは、フリーランス教師としてNIJINに参画した菊地世恋(きくち せれん)さんです。もともとは公立小学校の教員でした。しかし今は、メタバース担任、企業連携マネージャー、WEB制作、そして代表マネージャーと、多くの役割を担っています。つまり、担任と社会への挑戦を両立する“二刀流”の働き方です。そこにたどり着くまでの葛藤と、これから創りたい教育について話を聞きました。
プロフィール|菊地世恋(せれん)さん
- 担任と社会への挑戦、「二刀流」で教育の可能性を広げる
- 「誰もいないなら、自分がやってみせる」——フリーランス教師という選択
- 子どもは、大人の想像を超えていく——JR東日本との挑戦
- 正解のない教育だからこそ、力量は無限に広げられる
- 「教育=学校」というイメージそのものを変えたい
- あなたは今、どんな「挑戦」をしていますか?
担任と社会への挑戦、「二刀流」で教育の可能性を広げる
――今、NIJINではどのようなお仕事をしていますか?
まず、NIJINアカデミーのメタバース担任として、子どもたちと日々向き合っています。さらに、企業連携チームのマネージャーも担当しています。つまり、企業と一緒に「学校の外」から教育を変える取り組みです。そして、広告・WEBチームではHP制作も担当。加えて、代表・星野達郎のマネージャー業務も担っています。
一見バラバラに見えるかもしれません。しかし、すべてに共通しているのは「教育の可能性を、学校の枠の外へ広げる」ことです。
実は、教員をしながら社会でも挑戦できるのが、NIJINの面白さです。たとえば、大企業の部長さんやスタートアップの社長さん。学校の先生をしていたら、絶対に関わらなかった人たちです。そんな人たちと、これからの教育を一緒に創っています。
だからこそ、自分が社会で挑戦すればするほど、幸せにできる子どもたちが増えます。そして、企業とつながるほど、子どもたちの可能性も広げられます。そう信じて、「二刀流」で活動しています。

「誰もいないなら、自分がやってみせる」——フリーランス教師という選択
――NIJINで働きたいと思ったきっかけは何だったのですか?
もちろん、教員という仕事は好きでした。しかし、学校教育の中では、自分らしさを発揮するのが難しいと感じていたんです。
たとえば、教科を通して教えられることの多くが、担任の裁量で決まります。だから、決められた範囲でしかできない教育が、本当に「教育」なのかと疑問を抱きました。そして何より、先生たちの働き方が、私にはとても窮屈に見えたんです。
もっと挑戦したいのに、若手だからと制限される。また、新しい取り組みは、基本的にNOと言われる。さらに、できる人に仕事が集まるのに、それが評価には影響しない。だから、達成感もありませんでした。
そこで、こう考えました。「もっと自分の発想を生かして教育に携われないか?」「教員が、他の仕事もしながら教育ができれば、最強になれるのでは?」と。
その結果、行き着いたのが「フリーランス教師」という働き方です。当時は、まだ少ない選択肢でした。しかし、誰もいないなら自分がやってみせたい。そう思っていた矢先に出会ったのが、NIJINだったんです。
子どもは、大人の想像を超えていく——JR東日本との挑戦
――NIJINで働いて、一番心を動かされた出来事を教えてください。
やはり、JR東日本グループの「未来変革パートナーシッププログラム」に採択されたことです。そこで、地域課題を首都圏の子どもたちと一緒に解決する「地域まるごと学びのキャンパス」計画に取り組みました。
たとえば、鉄道が大好きな子どもたちが「自分の“好き”を形にできないか」と試行錯誤を重ねました。EDIXなどの舞台で大人に向けて構想を発表する。地域の動画をつくる。プロジェクト発表会を開く。さらに、SNSやYouTubeでの発信も続けました。まさに「自分の好きや得意を、社会に生かせないか」と挑戦する姿です。だから、その姿が強く印象に残っています。

さらに驚いたことがあります。それは、学べば学ぶほど、子どもたちが地域への愛着を深めたことです。たとえば「次はどこへ行く?」と計画すると、結局「あの地域に行きたい」と言う。そして、何度も足を運ぶんです。
その姿を見て、こう思うようになりました。この教育の形は、子どもだけでなく地域にも影響を与えられるのかもしれない。つまり、この子たちが本当に地域課題を解決する未来を創れるのかもしれない、と。
だからこそ、改めて教えられました。子どもは、大人の想像以上の可能性を秘めています。そして、大人がその子の上限を決めてはいけないのだ、と。
正解のない教育だからこそ、力量は無限に広げられる
――仕事の難しさややりがいについて教えてください。
まず、一人ひとりみんな違うので、教育に正解はありません。しかも、オンラインです。だから、リアルで会わないと分かりづらいこともあります。たとえば、気持ちの変化や体調、悩み。難しさを挙げたら、きりがありません。
特に、NIJINアカデミーの子どもたちは、一度はどん底を味わってきた子が多いです。だからこそ、学校とは違う教育を求めています。そして、それを叶えられるかどうかは、担任の力量にかかっています。これは、学校の教員だった頃と変わりません。

しかし、NIJINなら違います。その力量を、年齢や経験年数に縛られず、どんどん広げていけるんです。たとえば「あの子が、こんな姿を見せた」「こんな一面もあったのか」と知る瞬間。それが、教育者としての一番のやりがいかもしれません。
そして、1人でも多くの子が「ここなら自分らしくいられる」と思ってくれたら。あるいは「自分も誰かのために何かしたい」と思ってくれたら。きっと、未来は明るい。そう思って、教育をしています。
「教育=学校」というイメージそのものを変えたい
――これからNIJINで挑戦したいことは何ですか?
「挑戦しない教師は、教育者ではない」——今の私は、そう思っています。
自分が社会で挑戦すればするほど、幸せにできる子どもたちが増える。だからこそ、担任という枠にとどまらず、企業連携やWEB制作など、いろんなビジネスキャリアに挑戦し続けたい。
特にこれからは、企業や地域との連携をさらに広げて、「教育=学校」というイメージそのものを変えていきたいです。学校の外にいる大人たちが本気で教育に関わる仕組みが増えるほど、子どもたちが自分の好きや得意を社会に生かせる舞台は増えていきます。
そして、教育者が学校の外で挑戦する姿を私自身が見せ続けることで、先生たちの働き方にも、新しい選択肢を示していきたいと思っています。
あなたは今、どんな「挑戦」をしていますか?
――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
社会はどんどん変化しています。しかし、教育は何十年も同じ形のままです。私は、そこに違和感を覚えています。
だから、「学校は変わらない」「社会が良くならない」と嘆くより、まず自分が動いてみる。つまり、こんな教育があってもいいと、行動で示すことが大切だと思います。
あなたは今、どんな「挑戦」をしていますか?

そして、大人が挑戦する姿は、子どもたちの挑戦につながります。だから、ほんの一歩でいい。あなたの一歩が、子どもたちの未来につながります。ぜひ一緒に、新しい教育を創っていきましょう。
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