本業はそのまま、
子どもの学びに関わる。
おすすめの教育系副業7選
このような気持ちを持つのは、実はとても自然なことです。例えば、学生時代に得意だった教科、塾や家庭教師のアルバイト経験、そして子育てを通して深まった教育への関心。そして、それらを「誰かの学びを支える力」として活かしたいと考える人は、年々増えています。
一方で、教育の仕事というと「学校や塾で正社員として働くもの」というイメージが強く、副業として始める方法がわからない方も多いのではないでしょうか。しかし実際には、オンライン家庭教師や添削・採点、教材ライティングなど、スキマ時間や在宅でも関われる教育系の仕事はたくさんあります。
そこでこの記事では、教育系副業の代表的な7つを「収入の目安」「始めやすさ」「必要なスキル」で比較します。さらに、自分に合う副業を見つけるためのタイプ診断、始め方の5ステップ、よくある失敗と対策までまとめました。そして最後に、副業から一歩進んで「教育を働き方の軸にしたい」と感じたときの選択肢もご紹介します。
この記事でわかること
- 教育系副業に関心が高まっている社会的な背景
- 7つの教育系副業の収入目安・始めやすさ・必要スキル
- 自分に合う副業がわかる「3タイプ診断」と始め方5ステップ
- よくある失敗と対策、副業から本業へつなげる選択肢
教育系副業に関心を持つ人が増えている背景
まず、そもそもなぜ今「教育×副業」に注目が集まっているのでしょうか。そこには、働く人の意識の変化と、学びの場をめぐる社会の変化という、2つの流れがあります。
つまり、本業のほかに副業がある人の数です。さらに、5年前の調査からも増えています。
また、今の仕事を続けながら、別の仕事もしたいと考える「追加就業希望者」の数です。
令和6年度は353,970人で過去最多となりました。そのため、学校外の学びの支えが求められています。
出典:総務省統計局「令和4年就業構造基本調査 結果の要約」https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/pdf/kyouyaku.pdf/文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00006.htm
このように、副業をしている人・したい人は大きく増えています。さらに、学校以外の場で学びを支える人材の必要性も高まっています。つまり、「教育に関わりたい人」と「学びの支えを必要とする子ども」の両方が増えているのが、今の状況だと言えるでしょう。
教育系副業が選ばれる3つの理由
まず、ビデオ通話や学習アプリが普及したことで、自宅からでも子どもと向き合えるようになりました。そのため、通勤の必要がなく、本業の前後や休日に組み込みやすくなっています。
例えば、得意教科の知識、アルバイトでの指導経験、子育てで培った関わり方など、教育系の副業では「すでに持っている力」を活かしやすいのが特徴です。
また、子どもが「わかった!」と笑顔になる瞬間は、収入だけでは得られないやりがいです。さらに、本業とは違う充実感が、働くモチベーションにもつながります。
一方で、「ブランクがあるけれど大丈夫?」「未経験でも本当にできる?」と不安を感じる方もいるかもしれません。まず安心していただきたいのは、今回紹介する副業の中には、未経験から始められるものも多いということです。なお、しばらく教育から離れていた方は、ブランクから教育の仕事に復帰する方法もあわせて参考にしてください。
ひと目でわかる!教育系副業7選の比較表
まず、教育系の副業には、対面かオンラインか、単発か継続か、そして子どもに直接教えるかどうかなど、さまざまな形があります。そこで、まずは7つの副業を一覧で比較してみましょう。
| 副業の種類 | 収入の目安 | 始めやすさ | 在宅 | 主に必要なスキル |
|---|---|---|---|---|
| 01オンライン家庭教師 | 時給2,000〜5,000円程度 | ★★★ | ◎ | 教科の指導力・対話力 |
| 02塾講師の掛け持ち | 時給1,000〜1,500円程度 | ★★★ | △ | 教科知識・集団/個別指導 |
| 03添削・採点 | 時給換算500〜2,500円程度(出来高制中心) | ★★★ | ◎ | 基礎学力・正確さ・締切管理 |
| 04教材ライティング | 案件による(文字単価・本数単価) | ★★★ | ◎ | 文章力・教科知識・構成力 |
| 05学習コーチング | 案件による(月謝制が多い) | ★★★ | ◎ | 傾聴力・目標設計・伴走力 |
| 06単発の学習支援 | 1回数千円〜 | ★★★ | △ | 特別な資格不要な場合が多い |
| 07教育系コンテンツ販売 | 変動が大きい(0円〜数万円) | ★★★ | ◎ | 企画力・発信力・継続力 |
出典:オンライン家庭教師・塾講師の時給相場はオンライン家庭教師マナリンクTeachers編集部の記事、添削・採点の給与相場は株式会社FULL HOUSEの記事を参考に作成。なお、金額は目安であり、雇用主や地域、経験年数によって変動します。「始めやすさ」「在宅」は一般的な傾向です。※表は横にスクロールできます。
比較表の読み方|「始めやすさ」と「収入」の関係
ここで大切なのは、「始めやすさ」と「収入の伸びしろ」は必ずしも一致しないということです。例えば、添削・採点や単発の学習支援は始めやすい一方で、収入は限定的になりがちです。逆に、オンライン家庭教師や学習コーチングは準備や信頼づくりに時間がかかる分、継続すると収入が安定しやすい傾向にあります。
おすすめの教育系副業7選|それぞれの特徴と向いている人
次に、7つの副業を一つずつ詳しく見ていきましょう。それぞれの「良いところ」と「気をつけたいところ」、そして「向いている人」もあわせて紹介します。

オンライン家庭教師
自宅からビデオ通話で、子ども一人ひとりの学習をサポートする仕事です。例えば、家庭教師の仲介サービスに登録する方法のほか、個人で生徒を募る方法もあります。さらに、1対1で関わるため、子どもの「わかった!」を最も近くで感じられるのが魅力です。
なお、オンライン家庭教師の具体的な始め方は、オンライン家庭教師になるには?必要なスキルと始め方で詳しく解説しています。

塾講師の掛け持ち
地域の学習塾や個別指導塾で、平日の夕方以降や土日に授業を担当する仕事です。また、面接や研修を経て採用されるケースが多く、指導マニュアルや教材が用意されているため、未経験でも授業の型を学びやすいのが特徴です。

添削・採点
通信教育の答案や模試、作文・小論文などを添削・採点する仕事です。また、多くは出来高制で、決められた締め切りまでに自分のペースで作業できます。そのため、まとまった時間が取れない方でも、夜や休日に少しずつ進められます。

教材ライティング
問題集やワークシート、学習サイトの解説記事などを作る仕事です。例えば、クラウドソーシングや教育系企業の外部ライター募集から始める方が多く、実績が増えると単価が上がりやすいのが特徴です。また、子どもと直接関わらない分、スケジュールを組みやすいのも魅力です。

学習コーチング
教科を教えるのではなく、学習計画づくりや振り返り、モチベーション管理などで子どもに伴走する仕事です。例えば、定期的な面談を通じて目標を一緒に立て、「自分で学べる力」を育てていきます。そのため、教科の専門知識よりも、話を聴く力や励ます力が活きます。

単発の学習支援(イベント・地域の学習教室など)
自治体やNPOが運営する学習教室、夏休みの学習会、子ども向けワークショップなどで、スポットで学習をサポートする仕事です。また、1回単位で参加できるものが多く、まずは教育の現場の雰囲気を知りたい方にぴったりです。

教育系コンテンツ販売(note・動画教材など)
学習ノウハウや自作教材、解説動画などを、noteや動画プラットフォーム、教材販売サイトで提供する仕事です。さらに、一度作ったコンテンツが継続的に読まれたり購入されたりする「ストック型」の働き方で、自分の得意分野を幅広い人に届けられます。
あなたに合うのはどれ?3タイプ診断
ここまで7つの副業を紹介してきましたが、「結局、自分にはどれが合うの?」と迷う方も多いはずです。そこで、7つの副業を「子どもとの関わりの深さ」と「時間の自由度」の2つの軸で整理してみました。
▼ 教育系副業のポジションマップ
※一般的な傾向をもとにした目安です。実際の働き方は募集元や契約内容によって異なります。
3つのタイプから、自分に近いものを選ぼう
そこで、このマップをふまえて、副業選びのタイプを大きく3つに分けてみました。まずは自分がどのタイプに近いかを考えてみてください。
例えば、子どもの成長を間近で感じたい、会話しながら教えたいという人。そのため、時間の調整ができるなら、深く関わる副業がおすすめです。
おすすめ:オンライン家庭教師/学習コーチング/塾講師
例えば、本業が忙しく、決まった時間を確保しにくい人。だからこそ、自分のペースで進められる、在宅・非対面の副業から始めるのが安心です。
おすすめ:添削・採点/教材ライティング
一方で、自分に教育の仕事が合うかどうか、まだわからない人。まずは、単発で参加できる仕事や、自分発信の活動で感触をつかむのがおすすめです。
おすすめ:単発の学習支援/コンテンツ販売
もちろん、どれか一つに決める必要はありません。例えば、最初は添削・採点で「教育に関わるリズム」をつかみ、慣れてきたらオンライン家庭教師にも挑戦する、といった組み合わせも十分に可能です。
始め方5ステップ|教育系副業を無理なくスタートするには
そして、自分に合いそうな副業が見えてきたら、次は実際に始める準備です。とはいえ、いきなり大きく始める必要はありません。次の5ステップで、無理なく一歩を踏み出してみましょう。
準備編:目的と就業規則を確認する
まずは「収入を増やしたい」「経験を活かしたい」「将来のキャリアを試したい」など、副業をする目的をはっきりさせましょう。そのうえで、1週間のうち副業に使える時間を具体的に書き出します。
平日夜に1時間×2日、土曜の午前に3時間 など次に、会社の就業規則で副業が認められているか、届出や許可が必要かを確認します。なぜなら、この確認を後回しにすると、トラブルの原因になりかねないからです。
「副業・兼業」「届出」などの項目を探し、不明点は人事に相談実践編:小さく始めて、振り返る
次に、準備が整ったら、いよいよ実際に仕事を始めます。ここからは、無理なく続けるための3つのステップです。
そして、最初は負担の少ない仕事から始めるのがおすすめです。例えば、添削・採点や単発の学習支援など、「合わなければやめられる」仕事から経験を積むと、自分のペースがつかみやすくなります。
まずは月数件の添削から、単発イベントに1回参加 などさらに、実際にやってみて「楽しかったこと」「大変だったこと」「本業への影響」をメモしておきましょう。つまり、この振り返りが、続けるか・変えるかを判断する材料になります。
「子どもと話す時間が一番楽しかった」→ 家庭教師に挑戦最後に、振り返りをもとに次の一歩を決めます。例えば、同じ仕事を続けるのか、別の副業に広げるのか、あるいは教育をより深く働き方の軸にするのか。そして、自分の気持ちに合った道を選びましょう。
副業のまま継続/担当を増やす/教育の仕事に本格的に関わるよくある失敗と対策|教育系副業を長く続けるために
次に、実際に始めた人がつまずきやすいポイントを、対策とあわせて紹介します。つまり、事前に知っておくだけで、多くの失敗は防ぐことができます。
まず、教育系の副業は、子どもや保護者との信頼関係の上に成り立つ仕事です。だからこそ、「無理なく続けられる量」を守ることが、結果的に子どもにとっても一番の誠実さにつながります。つまり、始めるときは少し物足りないくらいがちょうどいい、と覚えておきましょう。
「副業」から一歩踏み込みたくなったら|NIJINのジョブ型雇用
ここまで、スキマ時間でできる教育系副業を紹介してきました。しかし、実際にやってみると、「もっと深く教育に関わりたい」「単発の仕事ではなく、継続的に子どもの成長に伴走したい」と感じる方も少なくありません。
そして、そうした声に応える働き方の一つが、株式会社NIJINが取り入れているジョブ型雇用です。
「ビュッフェスタイル」で働き方を選べる
まず、NIJINでは決まった働き方を全員に一律で求めるのではなく、いわば「ビュッフェスタイル」で働き方を選べる仕組みを取り入れています。つまり、自分の生活状況やライフステージに合わせて、働く時間帯や担当する仕事の量・幅を組み合わせられるのです。さらに、在宅・オンラインでできる授業や業務も多いため、副業で感触をつかんだ方が、本業として、あるいは今の仕事と両立する形で教育に関わり続けることもできます。
例えば、次のような関わり方が考えられます。
- 平日は会社員として勤務
- 業務委託で週1日から参加
- オンラインで個別サポートを担当
- 子どもの登校中の時間を活用
- フルリモートで授業を担当
- 家庭の状況に合わせて量を調整
- 副業から少しずつ担当を拡大
- 担任として子どもに伴走
- リアル教室の運営にも挑戦
※関わり方のイメージです。実際の働き方や条件は職種・契約形態によって異なります。
副業経験を活かせるNIJINの募集職種
また、在宅でできるオンラインの先生の仕事については、在宅でできるオンラインの先生の仕事でも具体的に紹介しています。実際に、NIJINには民間企業で働きながら兼業で参画し、担任やリアル校のマネージャーとして活躍しているメンバーもいます。
INTERVIEW|兼業メンバー
【民間企業×NIJIN】兼業で実現する自分らしい働き方とキャリア成長
2023年に株式会社LITALICOへ入社。並行して2024年1月よりNIJINアカデミーに参画し、担任やリアル校マネージャーを歴任。2026年4月には「東京学芸大学内ラボ校」を立ち上げ、教室長に…
インタビューを読む →
教育系副業のよくある質問Q&A
最後に、教育系の副業についてよく聞かれる質問にお答えします。なお、質問をタップすると回答が開きます。
教員免許がなくても、教育系の副業はできますか?
はい、できます。実際に、今回紹介した副業の多くは、教員免許がなくても始められます。例えば、添削・採点や教材ライティング、単発の学習支援などは、基礎学力や丁寧さが重視されることが多い仕事です。ただし、募集によっては指導経験や特定の資格を条件にしている場合もあるので、応募前に確認しましょう。
指導経験がまったくない未経験でも大丈夫ですか?
もちろん、未経験から始める方も少なくありません。まずは、研修やマニュアルが用意されている塾講師や、未経験可の募集が多い添削・採点から始めるのがおすすめです。実際に子どもと関わる経験を少しずつ積むことで、自信を持ってオンライン家庭教師などにも挑戦しやすくなります。
副業で月にどれくらい稼げますか?
まず、働く時間や仕事の種類によって大きく異なります。例えば、時給2,000円のオンライン家庭教師を週2回・1回1時間担当した場合、月の収入はおよそ16,000円が目安です。まずは「月に何時間使えるか」から逆算し、無理のない目標を立てるのがおすすめです。
副業のことは、本業の会社に伝えるべきですか?
最初に就業規則を確認し、届出や許可が必要とされている場合は、ルールに沿って手続きをしましょう。また、規則上の手続きが不要な場合でも、本業に支障が出ない範囲で働いていることを示せるよう、働く時間や内容を整理しておくと安心です。つまり、隠して始めるよりも、確認したうえで堂々と始めるほうが長く続けやすくなります。
子育て中でもできる教育系副業はありますか?
あります。特に、在宅でできて時間の自由度が高い添削・採点や教材ライティングは、子どもの昼寝中や登園・登校中の時間を活用しやすい仕事です。また、オンラインのフリースクールなど、日中の時間帯に授業を行う教育の場もあります。そのうえで、家族のスケジュールと照らし合わせながら選んでみてください。
まとめ:小さく始めて、自分らしい教育との関わり方を見つけよう
このように、教育系の副業には、オンライン家庭教師や添削・採点、教材ライティングなど、始めやすさも収入の目安も異なるさまざまな選択肢があります。特に大切なのは、最初から完璧を目指すことではなく、自分の生活リズムに合ったものから小さく始めてみることです。
POINT
- 副業をしたい人も、学校外の学びを必要とする子どもも増えている
- 「始めやすさ」と「収入の伸びしろ」は必ずしも一致しない
- 「子どもとの関わり」と「時間の自由度」の2軸で自分に合う副業を選ぶ
- 最初は「できそうな量の半分」から、実質時給で比較する
- 1〜3か月で振り返り、続ける・広げる・深めるを選ぶ
そして、副業として関わるうちに「もっと教育に深く関わりたい」と感じたときには、NIJINのようにジョブ型雇用で働き方を柔軟に選べる環境を検討してみるのも、自然な次のステップと言えるでしょう。
あなたが持っている経験や得意なことは、
きっと、どこかの子どもの力になります。

スキマ時間の教育との関わりを、これからのキャリアに。
NIJINは、学校の外から教育を変える仲間を募集しています。また、今の仕事と両立しながら、週1日から関われる仕事もあります。

