教員免許を活かせる
教育分野の仕事10選
学校以外で「先生」を続ける方法
「子どもに教えることは好き。
でも、今の学校で働き続けるのはもう難しい」
そう感じながらも、転職に踏み出せない先生は少なくありません。なぜなら、「教員しかしたことがない私に、ほかの仕事ができるのだろうか」という不安があるからです。
しかし、教員免許と経験は学校の外でも十分に活かせます。
むしろ、教育分野の職場では「元先生」という経歴そのものが評価されることが多いのです。
そこでこの記事では、学校以外で「先生」を続けられる教育分野の仕事を10個厳選して紹介します。さらに、それぞれの仕事内容や活きる経験、向いている人、自分に合う仕事の選び方までまとめました。そして、「教育からは離れたくない」という気持ちを大切にしながら、次の一歩を考えるきっかけにしてください。
教員免許と教員経験は、学校の外でも活かせる
教員免許は「学校で教えるための資格」ですが、その価値は学校の中だけにとどまりません。実際に、求人の応募条件で「教員免許保有者歓迎」と書かれている教育系の職場は多くあります。
免許は「教育の専門家」であることの証明になる
まず、教員免許を持っているということは、教育学や発達心理、指導法を体系的に学んできた証明です。そのため、子どもや保護者と関わる仕事では、この「専門性がある」という安心感が大きな信頼につながります。
教壇で身につけた力は、教育の現場なら即戦力
また、毎日当たり前のようにしていたことも、学校の外では立派なスキルです。
もちろん、異業種への転職では、これらを「ビジネスの言葉」に言い換える工夫が必要です。一方、教育分野の職場であれば、そのままの言葉で伝わり、即戦力として期待されます。つまり、「教員しかしたことがない」ことは、教育分野では弱みではなく強みになるのです。
なお、教員経験が民間企業でどう評価されるかは、教員経験は民間企業で通用する?先生が実は持っている”転職で強いスキル”7選でも詳しく紹介しています。
教員免許を活かせる教育分野の仕事10選
ここからは、学校以外で教員免許や教壇での経験を活かせる仕事を紹介します。なお、「子どもと直接関わる仕事」から「教育を裏側から支える仕事」の順に並べているので、自分が大切にしたい関わり方をイメージしながら読んでみてください。
フリースクールの先生・スタッフ

不登校の子どもなど、学校以外の学びの場を選んだ子どもたちに関わる仕事です。そして、決められたカリキュラムをこなすのではなく、子どもの興味やペースに合わせて学びを一緒につくっていきます。
特に、教員時代に「もっと一人ひとりに時間をかけたかった」と感じていた方にとっては、理想の教育を実現しやすい職場です。また最近は、自宅や近所の施設で小さな教室を開く形のフリースクールもあります。
実際に、元小学校教員が「リアル教室」の教室長として活躍しています(インタビュー記事)。
フリースクール教室長の募集を見る →
オンラインスクールの先生

オンライン上の教室やメタバース校舎で、全国の子どもたちと関わる仕事です。さらに、授業だけでなく、担任として子どもの毎日に伴走する形もあります。
特に、通勤がなく、働く場所を選ばないのが大きな魅力です。
たとえば、「NIJINアカデミーの先生」はフルリモートで、週3日から働けます。また、8人制の少人数クラスの担任をしながら、月4回以上、自分の得意分野の授業に登壇します。
NIJINアカデミーの先生の募集を見る →
通信制高校・サポート校の先生

通信制高校で学ぶ生徒の学習や進路、生活面を支える仕事です。さらに、通信制高校で学ぶ生徒は年々増えており、教員経験のある人材へのニーズも高まっています。
特に、中学・高校の先生だった方にとっては、これまでの経験を最もそのまま活かしやすい職場の一つです。
特に、通信制サポート校「ニジ高」では、生徒の挑戦に伴走しながら、社会とつながる授業づくりや企業・自治体との連携にも関われます。
ニジ高の先生の募集を見る →
不登校の子どもの個別サポート

不登校や学校に行きづらさを感じている子どもと、一対一で向き合う仕事です。また、学習だけでなく、子どもの話を聞き、やりたいことを一緒に見つけていきます。
特に、学校では「30人の中の一人」としてしか関われなかった子どもに、じっくり向き合えるのがこの仕事の魅力です。
たとえば、個別サポートは週1回のオンライン面談とメッセージでの対話が基本です。そのため、自宅から週1日でも始められます。
個別サポートの募集を見る →
特に01〜04は、NIJINで元教員が活躍している仕事です
募集職種を見る →学習塾・個別指導塾の講師
教科指導の力をそのまま活かせる、教員からの転職先として定番の仕事です。なお、入試対策、補習、個別指導など、塾によって特色があります。
ただし、勤務時間が夕方から夜になりやすいことや、定期テストや合格実績などの数字が求められることは理解しておきましょう。そのため、「子どもの生き方に寄り添いたい」という思いが強い方は、他の選択肢と比べてみるのがおすすめです。
家庭教師・オンライン家庭教師
一対一で子どもの学習を支える仕事です。特に、教員免許を持っていると、保護者からの信頼を得やすく、「プロ教師」として活動できることもあります。
また、時間の自由度が高い反面、担当する生徒数によって収入が変動しやすいのが特徴です。そのため、退職後の「最初の一歩」として選ぶ人も多い仕事です。なお、始め方はオンライン家庭教師になるには?必要なスキルと始め方で解説しています。
学童保育(放課後児童支援員)
放課後や長期休みに、小学生の生活や遊びを支える仕事です。さらに、教員免許を持っていると、放課後児童支援員の資格を取るための要件を満たせます(資格には都道府県の研修の受講が必要です)。
特に、授業の準備や成績処理がない分、子どもの「素の姿」に触れられるのが魅力です。
放課後等デイサービスの児童指導員
障害のある子どもや、発達に特性のある子どもの放課後を支える仕事です。また、教員免許は、児童指導員の任用要件の一つになっています。
そのため、特別支援の経験がある先生は、特に歓迎されやすい職場です。
教材開発・EdTech企業
教科書会社や教育系出版社、学習アプリをつくるEdTech企業などで、教材やサービスをつくる仕事です。特に、「学校現場を知っている人」として、元教員が評価されやすい分野です。
もちろん、子どもと直接関わる機会は減りますが、一つの教材が全国の教室で使われるという、大きなやりがいがあります。
教員研修・先生のキャリア支援
現役の先生たちを支える仕事です。たとえば、授業力を高める研修の企画・運営や、教員のキャリア相談などがあります。
つまり、教員として悩んだ経験そのものが、強みになる仕事です。
また、教員研修プラットフォーム「授業てらす」や、教員のキャリア支援「先生キャリアコーチ」など、先生を支える事業に元教員が関わっています。
授業てらすのメンバーインタビューを読む →
10の仕事を比較:子どもとの関わり方・働き方
もちろん、どの仕事も教員経験を活かせますが、「子どもとの距離」と「働き方の自由度」は大きく違います。では、一覧で比べてみましょう。
| 仕事 | 子どもとの関わり方 | 在宅・リモート | 特に活きる経験 |
|---|---|---|---|
| フリースクール | 一人ひとりに深く伴走 | ●●●教室による | 学級経営・保護者対応 |
| オンラインスクール | 担任として毎日関わる | ●●● | 授業設計・ICT活用 |
| 通信制高校・サポート校 | 進路や挑戦に伴走 | ●●●学校による | 教科指導・進路指導 |
| 不登校の子の個別サポート | 一対一で寄り添う | ●●● | 教育相談・特別支援 |
| 学習塾・個別指導塾 | 授業と成績向上 | ●●●教室による | 教科の専門性 |
| 家庭教師 | 一対一で学習支援 | ●●●教室による | 教科指導・個別対応 |
| 学童保育 | 生活や遊びを支える | ●●● | 小学校での指導 |
| 放課後等デイサービス | 個別の支援計画で関わる | ●●● | 特別支援教育 |
| 教材開発・EdTech | 間接的(教材を通して) | ●●●会社による | 教材研究・現場の知識 |
| 教員研修・キャリア支援 | 先生を通して間接的に | ●●● | 授業実践・若手育成 |
※「NIJINで叶う」はNIJINで働くことで実現できる仕事です。なお、在宅・リモートのしやすさは一般的な傾向で、職場によって異なります。
「子どもと直接関わり続けたい」なら上の方の仕事を、一方で「教育の仕組みを変えたい」なら下の方の仕事を中心に考えると、選択肢を絞りやすくなります。
自分に合う仕事を選ぶための3つの視点
しかし、選択肢が多いと、かえって迷ってしまうものです。そこで、求人を見る前に、次の3つを整理しておくと、転職後の「こんなはずじゃなかった」を防げます。
教員時代に「やりがい」を感じた瞬間は?
まずは、教員として働いていて一番うれしかった場面を思い出してみてください。つまり、そこにあなたが教育で本当に大切にしたいものが表れています。
学校で「つらかったこと」は何か?
次に、辞めたいと感じた理由を正直に書き出してみましょう。長時間勤務なのか、事務作業の多さなのか、一人ひとりに向き合えないことなのか。
たとえば「一人ひとりに向き合えないこと」がつらかったのなら、大人数の授業が中心の職場では同じ悩みを抱えるかもしれません。また、つらかったことを避けられる職場かどうかも、大切な判断基準です。
どんな働き方をしたいか?
最後に、働く場所や時間、雇用形態の希望を考えます。
だから、いきなり完璧な転職先を決めなくていい。
たとえば、週1日の業務委託やボランティアから始めて、学校以外の教育現場を実際に体験してみるのも良い方法です。なお、転職を考え始める時期については、教員の転職はいつから始める?も参考にしてください。
学校以外で「先生」を続けるなら、NIJINという選択肢も
ここまで紹介した仕事のうち、フリースクール、オンラインスクール、通信制サポート校、個別サポート、教員研修など、いくつもの領域にまとめて関われるのが株式会社NIJINです。
元教員がたくさん活躍しています
実際に、NIJINには、小学校・中学校・高校・特別支援学級など、さまざまな現場から転職した元教員が在籍しています。ここでは、公開しているインタビューから、一部を紹介します。

ハイジさん|公立小中学校 8年 → NIJINアカデミーのクラス担任・校舎長
子ども達の笑顔に繋がった瞬間、その1割の『やりがい』が私の心を満たしてくれます
公立小学校、中学校特別支援学級の教員の安定を捨てて出会えた世界 →
きょーこさん|小学校教員 14年 → リアル教室「横浜泉校」教室長
かけがえのない瞬間に携われることに、とても大きなやりがいを感じています
【小学校教諭から転職】学校では実現できなかった「子どもの興味にじっくり向き合う」教育を、「リアル教室」で。 →教員経験を活かせるNIJINの募集職種
なお、個別サポートやフリースクール教室長は、教員免許がなくても応募できます。そのうえで、教員としての経験は子どもや保護者との信頼関係づくりに大きく活きます。
教員から教育分野への転職でよくある不安Q&A
最後に、学校以外の教育現場への転職を考える先生からよく聞かれる不安にお答えします。なお、質問をタップすると回答が開きます。
教員しかしたことがなくても、本当に転職できますか?
もちろん、教育分野であれば十分に可能です。特に、子どもと関わる職場では、教壇に立ってきた経験そのものが評価されます。実際にNIJINにも、教員から直接転職したメンバーが大勢います。つまり、民間企業の経験がないことよりも、「子どものために何をしてきたか」を語れることのほうが大切です。
教員免許がないと応募できない仕事はありますか?
まず、学校以外の教育現場は、免許がなくても応募できる仕事が多くあります。ただし、放課後等デイサービスの児童指導員や学童の放課後児童支援員のように、教員免許が資格要件になる仕事もあります。そのため、免許は持っているだけで選択肢が広がるので、更新の手続きも含めて大切にしておきましょう。
収入が下がるのが心配です
まず、職種や雇用形態によって大きく変わるため、求人ごとに報酬の決まり方を確認するのが大切です。たとえばNIJINアカデミーの先生は、担当する役割や稼働時間によって報酬が決まり、募集要項には月額74,000円から550,000円までの実績が載っています。また、正社員だけでなく、業務委託や副業を組み合わせる働き方も検討してみましょう。
在職中でも応募や話を聞くことはできますか?
もちろん、多くの職場で在職中の応募やオンライン面接に対応しています。たとえば、NIJINの選考もオンラインで進むので、学校の仕事を続けながら準備できます。さらに、教員のキャリアそのものを相談したい場合は、NIJINの教員キャリア支援「先生キャリアコーチ」を利用するのも一つの方法です。
まとめ:教員免許と経験は、学校の外でも子どもたちの力になる
教員免許を活かせる仕事は、学校の外にもたくさんあります。さらに、教員しかしたことがないことは、教育分野では弱みではなく、子どもや保護者から信頼される強みです。
CHECK POINT
- 教員免許は、教育の専門家である証明になる
- また、授業設計・個別対応・保護者対応の経験は、教育分野なら即戦力
- 「やりがい」「つらかったこと」「働き方」の3つで選ぶ
- さらに、週1日の業務委託やボランティアから試す方法もある
「教育は好き」という気持ちは、あなたの一番の財産です。
そして、その気持ちを大切にできる場所で、
もう一度「先生」を始めてみませんか。
学校の外で、もう一度「先生」を。
NIJINでは、教員経験を活かせる仲間を募集しています。

