「教員を辞めたい」——そう感じるのは、決してあなたが弱いからではありません。真面目な先生ほど、多忙や違和感の中でこの気持ちを抱えます。この記事では、教員を辞めたいと感じる理由の整理から、「続ける/辞める」の二択ではない選択肢、学校の外で教育に関わり続ける道までを、データと元教員の事例とともに解説します。
- 「教員を辞めたい」と感じるのはあなただけではない【データ】
- 教員を辞めたいと感じる主な理由
- 辞める前に整理したい3ステップ
- 「続ける/辞める」以外の選択肢
- 学校の外で教育に関わり続けられる場所
「教員を辞めたい」と感じるのはあなただけではない【データ】
「教員を辞めたい」と感じる人は、年々増えています。文部科学省の調査によると、精神疾患を理由に休職した公立学校の教員は令和5年度に7,119人にのぼり、初めて7,000人を超えて過去最多となりました。また、教員採用試験の競争率(採用倍率)は全体で3.2倍と過去最低、小学校では2.0倍まで下がっています。
・精神疾患による休職者:7,119人(令和5年度・過去最多)
・教員採用試験の倍率:3.2倍(過去最低/小学校は2.0倍)
出典:文部科学省「令和5年度 公立学校教職員の人事行政状況調査」/日本経済新聞
これは、あなたが弱いのではなく、学校現場そのものが厳しい状況にあることを示しています。「教員を辞めたい」という気持ちを、まずは責めずに受け止めましょう。
教員を辞めたいと感じる主な理由
- 膨大な事務作業や慣例業務で、子どもと向き合う時間が取れない
- 長時間労働で、心身に余裕がなくなっている
- 校則や前例など、疑問を感じるルールに縛られる
- 「本当にやりたい教育」と、現場で求められることのギャップ
- 自分自身も学び、視野を広げたいという思い
どれも、多くの元教員が口にしてきた葛藤です。あなただけではありません。
教員を辞めたいと思ったら、辞める前に整理したい3ステップ
まず①辞めたい理由を書き出し、次に②選択肢を広く知り、いきなり全部を変えるのではなく③複業やボランティアから小さく試す。この順番が、後悔の少ない選択につながります。
「続ける/辞める」以外の選択肢
「学校を辞める=教育をあきらめる」ではありません。教育に関わり続ける道は、想像以上に多様です。
学校の外で教育に関わり続けられる場所
たとえば、通信制サポート校の先生、フリースクールの教室長、オンライン学校のメタバース担任、教育スタートアップのメンバー、先生同士が学び合うコミュニティの運営など。「一斉授業」や「評価する立場」から離れて、一人ひとりに向き合えるのが、学校の外の教育の魅力です。教員を辞めたいと悩む人にとって、これらは有力な選択肢になります。
実際に一歩を踏み出した元教員たち
NIJINには、公立学校を離れて新しい教育に挑戦している元教員が多くいます。同じ葛藤を抱えていた先輩たちのストーリーをご覧ください。


あわせて読みたい:教員経験を活かせる仕事7選/教員のセカンドキャリア
まとめ:教員を辞めたいと思ったら
- 精神疾患休職7,119人・採用倍率3.2倍など、現場は厳しい状況。辞めたいのはあなただけではない。
- まず理由を言語化し、二択で考えず、複業などで小さく試す。
- 学校の外にも、教育に関わり続けられる場所がたくさんある。
※心身のつらさが続く場合は、一人で抱え込まず、信頼できる人や専門の相談窓口にも頼ってください。
よくある質問(FAQ)
- Q. 教員を辞めたいのは甘えでしょうか?
- A. いいえ。精神疾患による休職が過去最多になるなど、現場は厳しい状況です。働き方や環境への違和感は、多くの先生が抱える自然な感覚です。
- Q. 教育の仕事は続けたいけれど、今の学校は辞めたい場合は?
- A. 通信制・フリースクール・オンライン学校・教育スタートアップなど、学校の外で教育に関わり続ける道が多数あります。
- Q. 教員を辞めたいと思ったら、まず何から始めればいいですか?
- A. 辞めたい理由を書き出し、選択肢を調べ、複業やボランティアなど小さく試すことから始めるのがおすすめです。

