教員を辞めた後に後悔する?教員が転職前に考えておきたい7つのこと|NIJIN

「もう教員を辞めたい」——一方で、「辞めて後悔しないだろうか」と踏みとどまっている先生は少なくありません。この記事では、転職前に考えておきたい7つのことを整理します。

目次

  1. データで見る、教員が「辞めたい」と感じる背景
  2. 転職前に考えておきたい7つのこと
  3. NIJINで身につくスキル|学校の外だからこそ広がる力
  4. 「辞める/続ける」の二択で決めないという選択
  5. あわせて読みたい|NIJINで挑戦する仲間の声
  6. まとめ
「辞めたい、でも後悔したくない」——まずは立ち止まって考えてみませんか。

データで見る、教員が「辞めたい」と感じる背景

「辞めたい」と感じる、その背景には、教育現場が抱える構造的な課題があります。

精神疾患による休職 7,087人 文部科学省の調査によると、2024年度(令和6年度)に精神疾患で休職した公立学校の教員は7,087人。前年度の過去最多(7,119人)からわずかに減ったものの、依然として高い水準が続いています。在職者に占める割合も0.77%と横ばいで、心身に負担を抱えながら働く先生が多い現実がうかがえます。

出典:文部科学省「令和6年度 公立学校教職員の人事行政状況調査」(2025年12月公表/ReseEdによる整理)https://reseed.resemom.jp/article/2025/12/23/12359.html

勤務時間は参加国中で最長 OECDの国際教員指導環境調査(TALIS2024)では、日本の教員の1週間の勤務時間は中学校で55.1時間、小学校で52.1時間となり、参加国の中で最も長い結果でした。国際平均を10時間以上も上回っており、長時間労働が「辞めたい」という気持ちの一因になっていることは、データからも見て取れます。

出典:OECD「国際教員指導環境調査(TALIS)2024」(2025年公表)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02566/

これらの数字は、「辞めたい」という気持ちが特別なものではないことを示しています。その上で大切なのは、この気持ちとどう向き合い、どんな選択をするかです。

考えを書き出して整理するイメージ
辞める前に立ち止まって整理することが、後悔を防ぐ第一歩。

転職前に考えておきたい7つのこと

後悔しない選択のために、辞める前に一度、次の7つを整理してみてください。

①「辞めたい理由」を具体的に書き出す

「なんとなく」で終わらせず、辞めたいと感じる理由を書き出してみましょう。書き出すことで、辞めたいのが「教員という仕事そのもの」なのか、「今の職場の環境」なのかが見えてきます。この切り分けが、後悔しない判断の出発点になります。

②収入・待遇の変化を数字で確認する

辞めた後の収入や生活費を、具体的に試算しておきましょう。公務員としての給与・退職金・年金・各種手当は、安定した基盤です。転職先の想定収入と比べ、「何を得て、何を手放すのか」を数字で把握しておくと、感情だけで決めずに済みます。

③「安定」を何のために手放すのかを言葉にする

教員という職の大きな価値は、雇用の安定です。それでも辞めたいと思うなら、「安定と引き換えに、何を手に入れたいのか」を言語化してみましょう。時間、健康、新しい挑戦——目的がはっきりしている人ほど、選択に納得できます。

④「子どもと関わりたい」気持ちの正体を確かめる

やりがいの多くは、子どもとの関わりから生まれます。もし「子どもと関わること自体は好き」なのであれば、辞めることでその喜びまで手放してしまう必要はないかもしれません。嫌なのは子どもとの関わりか、それ以外の業務や環境か——ここを見極めることが大切です。

子どもと関わる先生
「子どもと関わりたい」という気持ちは、働き方を変えても活かせる。

⑤働く時間・場所・人間関係、変えたいのはどれか

「働き方を変えたい」と一口に言っても、変えたいのは長時間労働なのか、通勤や勤務地なのか、人間関係なのかで、取るべき選択は変わります。変えたい対象がはっきりすれば、「辞める」以外の方法で解決できる場合もあります。

⑥教員免許・経験という「資産」は消えないと知る

教員免許も、これまで積み重ねた指導経験も、辞めても消えることはありません。学校に戻る道も、教育業界の別の場で活かす道も残されています。「一度辞めたら終わり」ではないと知っておくだけで、決断の重さは少し軽くなります。

⑦「辞める/続ける」の二択で決めない

多くの人が「今の学校で続ける」か「教員を辞める」かの二択で悩みます。しかし実際には、その中間に「別の形で教育に関わる」という第三の道があります。次の章では、その道でどんなスキルが身につくのかを見てみましょう。

大切なこと:心身が限界に近いと感じるときは、大きな決断を急がないでください。まずは休むこと、信頼できる人や専門家に相談することも、立派な選択肢です。整理は、少し落ち着いてからでも遅くありません。

NIJINで身につくスキル|学校の外だからこそ広がる力

「別の形で教育に関わる」とは、具体的にどういうことか。NIJINでは、担任として子どもと関わりながら、学校の中だけでは身につけにくいスキルも自然と広がっていきます。実際にメンバーが担う役割と、そこで得られるスキルを整理しました。

NIJINでの役割・仕事身につくスキル学校の外だからこそ得られる理由
メタバース担任(オンライン授業・クラス運営)オンライン指導力・ファシリテーション・ICT活用全国の子どもと画面越しに関わり、新しい学びの場をつくる
企業・自治体との連携折衝力・プロジェクト推進・渉外教育を社会とつなぎ、外部と協働する経験ができる
広報・WEB・SNS発信情報発信・マーケティング・編集/制作教育を「届ける」ためのスキルが磨かれる
教室運営・マネジメント(校舎長・教室長)マネジメント・組織運営・企画力事業として教育をつくる立場を経験できる
カリキュラム・コンテンツ開発企画・設計・改善(PDCA)「正解のない」教育を自分の手で創り出せる

「辞める/続ける」の二択で決めないという選択

「学校はもう限界。でも、子どもと関わることは続けたい」——そう感じているなら、辞めるか続けるかの二択で決めてしまうのは、少しもったいないかもしれません。

在宅・オンラインで教育に関わるイメージ
学校の外からでも、子どもと関わり続ける方法がある。

今は、オンラインフリースクールの先生、教育系の副業など、学校の外から教育に関わる働き方が広がっています。長時間労働や通勤、閉じた人間関係といった「今つらいこと」を手放しながら、子どもと関わるやりがいは持ち続ける。そんな選択肢が、現実のものになっています。辞めることも、続けることも、別の形で関わることも、どれもあなたの立派な選択です。大切なのは、十分に情報を集め、納得して選ぶことです。

あわせて読みたい|NIJINで身につくスキル・広がるキャリア

市川芳彦さん(よっちゃん)インタビュー
息子のスノーボード挑戦を支えたい。元教員が選んだメタバース教育の仕事 特別支援学校の教員から転職した市川芳彦さん。メタバース担任として、オンラインで子どもと向き合う新しい指導力と、場所に縛られない働き方をNIJINで身につけました。
せれん(菊地世恋)さんインタビュー
「挑戦しない教師は、教育者じゃない」——担任とビジネスの“二刀流”で、教育を学校の外へ広げる 元公立小学校教員の菊地世恋(せれん)さん。NIJINではメタバース担任に加え、企業連携マネージャー・WEB制作・代表マネージャーと役割を広げ、担任とビジネスを両立する“二刀流”のスキルを磨いています。

まとめ

教員を辞めて後悔するかどうかを分けるのは、「辞める前にどれだけ整理して、納得して決めたか」です。精神疾患による休職や長時間労働のデータが示すように、「辞めたい」と感じる背景には現場の厳しさがあります。だからこそ、辞めたい理由・収入・安定・やりがい・働く時間を一つずつ整理し、「辞める/続ける」だけでなく「別の形で教育に関わる」という第三の選択肢も視野に入れてみてください。どの道を選んでも、それがあなたの納得のいく選択であることが、後悔しないための何よりの条件です。

NIJINで教育の仲間を募集中

辞める前に、“別の形で教育に関わる”という選択肢も。
NIJINは、学校の外から教育を変える仲間を募集しています。あなたに合った働き方を、一緒に見つけませんか。

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