フリースクールの教室長を募集|自分の教室を週1日から開く働き方とは

フリースクールの教室長を募集|自分の教室を週1日から開く働き方とは
執筆:NIJIN 採用チーム/最終更新日:2026年10月8日/読了目安:18分
フリースクールの教室長の募集には、「雇われて働く」「自分で開業する」「すでにある仕組みと業務委託で組んで、自分の教室を開く」の3つの形があります。同じ「教室長」でも、契約の形、場所を用意する人、お金の入り方がちがいます。

この記事は、フリースクールの教室長という仕事を探している方に向けて書いています。すでに英語教室・プログラミング教室・料理教室・学習塾などを開いていて、平日の日中の空き時間を生かしたい方。元教員、保育士、不登校の子の保護者など、フリースクールを自分で開きたい、運営に関わりたいと考えている方。求人の一覧だけでは分かりにくい「仕事の中身」と「募集の形のちがい」を整理し、そのうえでNIJINアカデミー リアル校の教室長の募集内容を、募集ページに載っている事実だけで紹介します。

この記事で分かること
  • フリースクールの教室長の募集にある3つの形(雇用・自分で開業・業務委託で組む)のちがい
  • 教室長の仕事の中身と、国のガイドラインが示すスタッフの目安
  • NIJINアカデミー リアル校の教室長の募集内容(日数・時間・資格・契約・支給・費用)
  • 教室長の1日と1週間の動き、向いている人
  • 応募から開校までの8つの段階と、応募の前に確かめておきたい点

1フリースクールの教室長の募集には、3つの形がある

「フリースクール 教室長 募集」で調べると、求人サイトの募集が多く並びます。求人サイトでは「校舎長」などの名前で出ていることもあります。一方で、フリースクールを自分で開く人も、その教室の「教室長」です。さらに、すでにある仕組みと契約を結び、その一員として自分の教室を開く形もあります。まず、この3つを分けて考えます。

教室長の募集 3つの形

1雇われて働くフリースクールを運営する団体や会社に雇われ、決まった教室を任される。場所と仕組みは運営側が用意する
2自分で開業する場所、内容、料金、生徒の募集まで、すべて自分で決めて開く。自由が大きく、決めることも多い
3組んで自分の教室を開くすでにある仕組みと業務委託などの契約を結び、その一員として自分の教室を開く。型と仲間があり、相手の決まりに沿って動く
どれが良い・悪いではなく、暮らしと得意、使える時間に合うかどうかで選びます。

3つめの形の一例が、NIJINアカデミー リアル校の教室長です。先に募集の概要を載せておきます。くわしい中身は3章で説明します。

NIJINアカデミー リアル校の教室の様子
募集中の仕事NIJINアカデミー リアル校の教室長自宅や、いまの教室の空き時間に、不登校や学校が合わない小中学生のフリースクールを開く仕事です。週1日から、9:00〜16:00の間で5時間。教員免許は不要。契約の形は業務委託です。リアル校は全国52か所(開校予定含む)にあります。教室長の募集ページを見る →

どんな教室があるのかは、NIJINアカデミーのリアル教室の紹介ページ(全国の教室一覧)で見られます。

3つの形を同じものさしで比べる

下の表は、3つの形の一般的なちがいをまとめたものです。実際の条件は募集ごとにちがうので、応募の前に、それぞれの募集要項と契約書で確かめてください。

比べる点雇われて働く自分で開業する組んで自分の教室を開く
契約の形雇用(正社員、契約社員、パートなど)契約の相手はいない。自分が事業主業務委託など。相手との契約による
場所を用意する人運営する団体・会社自分募集による(NIJINアカデミーの場合は教室長)
お金の入り方給与保護者からの月謝など。金額は自分で決める相手との契約で決まる(生徒数に応じた支給など)
日数と時間勤務先の決まりによる自分で決める募集による(週1日からの例もある)
生徒を集める人おもに運営側。教室長が関わることも多い自分自分+相手の入口(公式サイトの教室一覧など)
運営の型・仲間勤務先にある自分で作る相手の型と仲間がある。会議などの決まりもある
先に確かめること雇用条件、仕事の範囲、勤務地場所、資金、保険、地域の需要契約書の内容、費用、生徒募集の役割分担

雇われて働く形の探し方はフリースクールの求人の探し方に、自分で開業するときの段取りはフリースクールの立ち上げ方にまとめています。この記事では、「教室長という仕事そのもの」に絞って進めます。

雇用と業務委託は、同じ「募集」でも別のもの 業務委託は、雇われて働くのとはちがい、働き方の決まりや社会保険、税金の手続きが変わります。この記事は法律や税金の助言ではありません。くわしくは契約書を読み、公的な窓口で確かめてください。厚生労働省のページには、業務委託で働く人に関わる法律の説明と、相談窓口(フリーランス・トラブル110番)の案内が載っています。

出典:厚生労働省「フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ」mhlw.go.jp

2教室長の仕事の中身|「教える」より「場をひらく」

フリースクールの教室長の募集に応えた人が、朝の小さな教室で机を並べて子どもを迎える準備をする場面(イメージ)
教室長の仕事は、教える前に、子どもが安心して入れる場を整えることから始まります(イメージ)。

求人の一覧を見ても、「教室長が毎日なにをしているのか」は分かりにくいものです。ここでは、NIJINアカデミーの募集ページに載っている仕事の内容を手がかりに、教室長の仕事を5つに分けます。細かな内容は、運営する団体によって変わります。

仕事のまとまり募集ページに載っている内容言いかえると
開設準備物件確保、地域への周知、コンセプト設計どこで、だれに向けて、どんな特色の教室にするかを決める
教室運営週1回〜の開校、集客、安全管理決めた日に教室を開け、子どもが安全に過ごせるようにする
生徒支援子どもたちの学びの伴走、計画立案・実践その日にやることを考え、子どもの「やってみたい」に付き合う
コミュニケーション地域社会や保護者との連携保護者に様子を伝え、地域の人や場所とつながる
連携毎週水曜日のオンライン全体会議への参加、チーム会議への参加ほかの教室長やスタッフと情報を分け合う

出典:NIJIN採用サイト「NIJINアカデミー リアル校 教室長 募集」nijin.co.jp/recruit/nijinacademy-real/

表を見ると、授業をする時間よりも、場を用意し、開け、人とつなぐ仕事が多いことが分かります。

なぜ、いま教室長が求められているのか

約35万4千人令和6年度に、小・中学校で不登校だった児童生徒の数(文部科学省の調査)。12年続けて増え、過去最多です。このうち、学校の内外の機関などで専門的な相談・指導を受けていない子どもは約13万6千人とされています。

出典:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について(通知)」令和7年10月29日 mext.go.jp

平日の日中に、学校の外で過ごす場所を探している子どもと保護者がいます。教室長の募集が出ている背景には、この数字があります(居場所の作り方そのものは不登校の子の居場所づくりで扱っています)。

国のガイドラインが示す、スタッフの目安

フリースクールなどの民間施設には、学校のような設置の基準はありません。ただ、文部科学省は令和元年10月25日の通知「不登校児童生徒への支援の在り方について」に、「民間施設についてのガイドライン(試案)」を付けています。これは、保護者や学校、教育委員会が民間施設を見るときの目安です。相談・指導にあたるスタッフについては、次のように書かれています。

相談・指導スタッフは児童生徒の教育に深い理解を有するとともに,不登校への支援について知識・経験をもち,その指導に熱意を有していること。

出典:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」別添3「民間施設についてのガイドライン(試案)」mext.go.jp(PDF)

同じガイドラインには、実施主体は「法人,個人は問わない」こと、授業料などが明確にされていること、学校や家庭と十分な連携・協力関係が保たれていること、なども挙げられています。特定の免許の名前は書かれていません。なお、これは個々の施設の良し悪しを決めるものではなく、目安として示されたものです。

学校との関わりでは、「出席扱い」も教室長が知っておきたいことの一つです。同じ通知の別記には、一定の要件を満たす場合に、学校の外の施設で相談・指導を受けた日数を、校長が指導要録上の出席扱いとすることができる、と書かれています。認めるかどうかを決めるのは在籍する学校の校長で、教室の側が決めることではありません(くわしくはフリースクールは出席扱いになる?へ)。

出典:文部科学省「(別記1)義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」mext.go.jp

3NIJINアカデミー リアル校の教室長の募集内容

実際に教室を開いた教室長の話を、動画で紹介します。看護師として働いてきた方が、地域の人と教室をつくった理由を話しています。

「学校に行かない選択はすごい」看護師が地域とつくるフリースクールを開校した理由|NIJINアカデミー茨城潮来校▶
▶ タツロー校長|「学校に行かない選択はすごい」看護師が地域とつくるフリースクールを開校した理由|NIJINアカデミー茨城潮来校

ここからは、3つめの形「組んで自分の教室を開く」の具体例として、NIJINアカデミー リアル校の教室長の募集内容を見ていきます。数字と条件は、すべて募集ページに載っているものです。

NIJINアカデミーのリアル校とは

NIJINアカデミーは、不登校や、学校が合わない小中学生のためのオルタナティブスクールです。子どもたちは、ふだんは自宅からメタバース(オンライン)の校舎に通い、そこに地域のリアル教室を組み合わせます。募集ページの言葉では「週1リアル教室、週4メタバース」。このリアル教室を開くのが、教室長です。

リアル教室は、教室長の得意を生かした「特化型」です。料理、英語、プログラミング、スポーツ、演劇、農園など、さまざまな特色の教室が各地で開校しています。リアル教室は全国52か所(開校予定含む)にあります。

募集の条件

項目NIJINアカデミー リアル校の教室長(募集ページより)
開く日と時間週1日から、希望に合わせて開校できる。9:00〜16:00の間で5時間。開校する曜日も時間も、自分で決められる
休日自分で自由に設定できる
場所自宅、または自宅の近くの施設など。いまの教室の空き時間を使って開校することもできる
資格教員免許も、先生の経験も不要。学歴や経験は不問。対象は18歳以上
契約の形業務委託。試用期間はなく、約1か月のオンライン実習でお互いを知る
支給生徒が支払う学費の8割(生徒1人あたり月額13,200円が基本)。教室によっては、これに加えて教材費などを保護者からいただく
かかる費用選考でかかる費用は、開校視察費 88,000円(税込)。現地視察に進むときに振り込む。開校後の条件は選考の中で伝えられる
生徒の募集地域への周知と集客は教室長の仕事に含まれる。公式サイトの「全国の教室一覧」に各教室のページがあり、相談・体験会の申し込みが教室長に届く
会議毎週水曜日のオンライン全体会議と、チーム会議に参加する

出典:NIJIN採用サイト「NIJINアカデミー リアル校 教室長 募集」nijin.co.jp/recruit/nijinacademy-real/ ※支給額は生徒数によって変わり、収入を約束するものではありません。

支給のもとになる学費についても、募集ページに説明があります。保護者が支払う学費は、メタバース通学が月額25,443円(税込)。リアル校にも通うハイブリッド通学は、これにリアル校の月額16,500円〜(税込)が加わります。教室長への支給は、このリアル校の学費の8割にあたります。リアル校の料金・開校日・活動内容は、教室によって異なります。

募集ページに載っている参考のモデルケース

モデルケース(試算)教室開校と人数1か月の支給(試算)
料理教室の空き時間を活用レンタルキッチン週3日・1日8人(月24人)316,800円
家族経営の塾の日中に開校家族所有の一軒家週3日・1日6人(月18人)237,600円
自宅で週2日開校自宅週2日・1日8人(月16人)211,200円

出典:教室長の募集ページのモデルケース(試算)。生徒1人あたり月額13,200円(学費の8割)の支給をもとにした試算で、1日の人数は、それぞれ別の子どもが通う場合で数えています。教材費など、教室によって保護者からいただく分は含みません。給与の目安は月20万円〜70万円で、生徒数と担当するジョブで決まります。教室の規模や収入を約束するものではありません。

この表は「このくらい入る」という見込みではありません。生徒が何人集まるかは、地域や時期、教室の発信によって変わります。自分の場合を考えるときは、少なめの人数で計算し、場所代や材料費など、自分の教室でかかる費用を引いてみてください。お金の考え方は、フリースクールの経営は成り立つ?とフリースクールの開業資金はいくら?にまとめています。

教室長の募集内容を、募集ページで確かめる週1日から、9:00〜16:00の間で5時間。仕事の内容、費用、開校までの流れ、すでに開校している教室の例がまとめてあります。
教室長の募集を見る → エントリーする →

4教室長の1日と1週間の動き

フリースクールの教室長が募集後に開いた昼の教室で、工作をする小学生のそばに座って見守る場面(イメージ)
開いている5時間は、子どもの「やってみたい」に付き合い、安全を見守る時間です(イメージ)。

教室長の時間割は、教室ごとにちがいます。NIJINアカデミーの募集ページにも、決まった1日の時間割は載っていません。開校する曜日も時間も、教室長が決めるからです。ここでは、募集ページに載っている決まり(開校は9:00〜16:00の間で5時間、毎週水曜日にオンライン全体会議)をもとに、動きの考え方を整理します。

教室を開く日の動き

教室を開く日は、大きく3つの時間に分けて考えると見通しが立ちます。

  1. 開く前:部屋を整え、その日に使う道具や材料を出します。その日に来る子どもと、保護者からの連絡を確かめます。
  2. 開いている5時間:子どもを迎え、その日の活動をいっしょに進めます。教室の特色(料理、英語、プログラミング、表現など)がここで生きます。安全を見守るのも教室長の仕事です。
  3. 閉めた後:片付けをし、保護者にその日の様子を伝えます。気づいたことを書きとめ、次に開く日の準備につなげます。

いまの教室の空き時間に開く場合は、夕方のレッスンとの間に、片付けと休憩の時間を先に取っておきます。場所と時間の組み立て方は、教室の空き時間を活用する方法でくわしく書いています。

1週間の動き(週1日開校の場合の考え方)

場面することもとになる決まり(募集ページより)
教室を開く日(週1日〜)教室を開け、子どもの学びに伴走する。保護者に様子を伝える9:00〜16:00の間で5時間。曜日と時間は自分で決める
毎週水曜日オンライン全体会議に参加する毎週水曜日のオンライン全体会議への参加
チームの会議ほかの教室長やスタッフと話し合うチーム会議への参加(日時は募集ページに記載なし)
開く日以外の時間次回の計画、材料の用意、地域への周知、問い合わせや体験会の申し込みへの返事集客、計画立案、地域社会や保護者との連携は教室長の仕事
子どもたちのほかの4日子どもはメタバース校舎で学ぶ「週1リアル教室、週4メタバース」

大切なのは、教室を開いている5時間だけが仕事ではないということです。応募の前に、1週間の予定表に「開く日」と「水曜日の会議」を書き入れ、ほかの仕事や家のことと重ならないかを見ておくと安心です。

実際に教室を開いている人は、どんなペースで動いているのでしょうか。NIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校の教室長、しめじゅんさんは、インタビューでこう話しています。

NIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校 教室長 しめじゅんさん

しめじゅんさん

幼稚園勤務、声優・パントマイムの表現者を経て、2025年6月にNIJINアカデミー世田谷下高井戸8D校を開校。二児の母

「日中の5時間をフリースクールとして開放しており、開校当初は週1日でしたが、今では週3日まで広がりました」

やりがいについては、こう続けます。「仕事の多くは頭を悩ます課題かもしれませんが、子どもたちの笑顔に繋がった時の「1割の喜び」が、私の心を満たしてくれます」。楽な仕事ではないことも、そのまま語られています。インタビュー記事を読む

5教室長に求められること・向いている人

フリースクールの教室長として募集に応じた女性が、教室の入口で保護者にその日の子どもの様子を伝える場面(イメージ)
保護者にその日の様子を伝えることも、教室長の大切な仕事の一つです(イメージ)。

教室長に求められることは、募集の形によって少しずつちがいます。雇われて働く募集では、教員免許や指導の経験を条件にするところもあれば、問わないところもあります。条件は募集ごとに確かめてください(資格全般の整理はフリースクールの開業に資格は必要?にあります)。

NIJINアカデミーの募集ページには、教員免許を持っていない人からの質問に、次の答えが載っています。

Q 教員免許を持っていないのですが、応募できますか?
「応募できます。免許の有無よりも、子どもを主体とした教育への情熱と、あなた自身の専門性やこれまでの経験を重視します。まずは一度お話ししましょう。」

教室長に求められる4つのこと

  • 待つ力:子どもが動き出すまで、先回りせずに見守ること。教え込む授業とは、関わり方が変わります。
  • 自分の得意:料理、英語、プログラミング、運動、表現など。得意は、教えるためというより、子どもが「やってみたい」と思うきっかけになります。
  • 伝える力:保護者にその日の様子を伝え、地域に教室のことを知らせること。生徒の募集も、ここに入ります。
  • 続ける段取り:安全の見守り、お金と時間の管理、自分の休み。一人で開く教室ほど、無理のない計画が大切です。

NIJINアカデミーのリアル教室として最初に開校した越谷校の教室長、ひとみんさんは、教室長に必要なことを聞かれて、こう答えています。

NIJINアカデミー越谷校 教室長 ひとみんさん

ひとみんさん

保育士として10年間、発達支援の現場で働く → 息子の不登校をきっかけにNIJINアカデミーに参画。越谷校 教室長

「ここは「私の教室」ではありません。子どもたちが自分たちでつくっていく教室です。」

ひとみんさんは教員免許を持っていません。インタビューでは「教員免許より大切なのは、これまでの経験や、子どもを想う気持ちだと感じています。」とも話しています。子ども同士が揉めても、すぐには間に入らず、あえて見守ることを選んでいるそうです。インタビュー記事を読む

向いている人・気をつけたい人

向いている人

  • 子どもと関わることが好きで、急がせずに待てる
  • すでに教室を持っていて、平日の日中が空いている
  • 自分の得意や経験を、地域の子どものために使いたい
  • わが子の不登校などの経験を、だれかの力にしたい
  • 一人ではなく、型や仲間のある場で始めたい

気をつけたい人

  • 毎月決まった額の給与がほしい(雇われて働く形が合います)
  • 人を集める仕事や、発信がとても苦手
  • 内容も料金も、すべて自分だけで決めたい(自分で開業する形が合います)
  • 平日の日中に、続けて5時間を取れる日がない

当てはまっても、向いていないと決まるわけではありません。どの形が自分に合うかを考える手がかりにしてください。一人で開業する難しさはフリースクールの開業は難しい?で整理しています。

教室を1つ開くのではなく、教育の事業そのものを立ち上げたい方には、NIJINの星野起業塾という入口もあります。公式ページによると、副業から始めて教育の事業をつくる人に伴走する取り組みです。

6応募から開校までの流れ

業務委託で組む形は、選考と開校の準備が一体になっています。NIJINアカデミー リアル校の場合、募集ページには次の8つの段階が載っています。

NIJINアカデミー リアル校 エントリーから開校まで

1エントリー教室長専用のフォームから申し込む。教室の場所などと、3つの質問、履歴書・顔写真を入力。所要時間は約15〜20分
2書類選考1週間ほどを目安に、結果がメールで届く
3実習前の同意説明動画を見て、「個人情報の取り扱い」と「業務委託契約の内容」の2つに同意する
4オンライン実習約1か月。メタバース校舎で、週2〜3時間ほどの体験実習(時間調整可)
5校長面談実習を終えたあと、校長と面談する
6最終審査(開校視察)担当者が開校予定の場所を訪ね、環境と運営の計画をいっしょに確かめる。開校視察費 88,000円(税込)
7契約・開校準備業務委託契約を結ぶ。地域への周知やコンセプト設計は、担当者といっしょに進める
8開校週1日から、自分のペースで始める
出典:NIJIN採用サイト「NIJINアカデミー リアル校 教室長 募集」。選考の流れは、状況により変わる場合があります。

この流れには、知っておきたい点が3つあります。

  • 試用期間のかわりに実習がある:試用期間はありません。約1か月のオンライン実習で、お互いに合うかどうかを確かめます。
  • 契約書は、応募の前から読める:募集ページには、契約書を応募の前から公開していると書かれています。同意する前に、落ち着いて読む時間が取れます。
  • 場所が決まっていなくても応募できる:応募フォームでは、開校の状況を「運営中/開校準備中/物件を探している」から選べます。物件の確保は、開設準備の仕事に含まれます。

7応募の前に確かめておきたい点

どの形の募集でも、応募の前に確かめておきたいことがあります。答えは募集ごとにちがうので、ここでは「何を、どこで確かめるか」をまとめます。

確かめること見る場所・聞く相手見るポイント
契約の形募集要項、契約書雇用か、業務委託か。期間、やめるときの決まり
お金の入り方募集要項、契約書給与か、生徒数に応じた支給か。支払いの時期。「参考」の数字と約束された数字の区別
自分が払う費用募集要項、選考での質問開校までにかかる費用、開校後にかかる費用、場所代や材料費
場所貸主・管理会社、保険会社、自治体の窓口借りている場所なら、その使い方が契約上できるか。保険の対象になるか
生徒の募集募集要項、選考での質問だれが、どうやって集めるか。運営側の入口と、自分の役割
仕事の範囲と時間募集要項、先に始めた人の声開く時間のほかに、会議や連絡にどのくらいかかるか
学校との関わり運営側、在籍する学校出席扱いの考え方。決めるのは在籍校の校長であること
税金・社会保険税務署、税理士、年金事務所、市区町村の窓口業務委託や開業の場合の手続き

教室長に応募する前のチェックリスト

  • 募集が「雇用」「自分で開業」「業務委託で組む」のどれにあたるかを確かめた
  • 募集要項と契約書を読み、分からない点を書き出した
  • 開校までと開校後に、自分が払う費用を書き出した
  • 少なめの生徒数で、1か月のお金の出入りを計算した
  • 1週間の予定表に、開く日と会議の時間を書き入れた
  • 場所について、貸主や保険会社に確かめることを決めた
  • 先に教室を開いた人のインタビューや、教室のページを読んだ
チェックが付かなかった項目は、選考の中で質問できます。

すでに教室を開いている方は、いまの事業との関係も気になるところです。NIJINアカデミーの募集ページには、気になる点は選考の中で質問できると書かれています。教室の種類ごとの考え方は、塾の経営が厳しい理由と打ち手、英会話教室の経営が厳しいときも参考にしてください。

8よくある質問

フリースクールの教室長になるのに、教員免許は必要ですか?
募集によります。雇われて働く募集では、条件にしているところも、問わないところもあります。NIJINアカデミー リアル校の教室長の募集では、教員免許も先生の経験も不要で、学歴や経験は不問とされています。文部科学省の民間施設についてのガイドライン(試案)にも、特定の免許の名前は書かれていません。
フリースクールの運営の求人と、教室長の募集はちがうのですか?
重なる部分が多い仕事です。運営の求人には、教室長のほかに、事務、広報、子どもに付き添うスタッフなどが含まれることがあります。教室長は、1つの教室を任され、開ける・見守る・保護者とつなぐ、を中心で担う役割です。仕事の範囲は募集ごとにちがうので、募集要項で確かめてください。
フリースクールの開校を募集している、とはどういう意味ですか?
すでにある仕組みの一員として、新しい教室を開く人を募集している、という意味です。NIJINアカデミーの場合は、リアル校の教室長として業務委託契約を結び、自宅や自分の教室で開校します。場所の用意と地域への周知は、教室長の仕事に含まれます。
NIJINアカデミーのリアル教室は、週に何日、何時間開けばよいですか?
週1日から開校できます。9:00〜16:00の間で5時間です。開校する曜日も時間も、自分で決められます。休日も自分で設定できます。
教室長の報酬は、どのように決まりますか?
NIJINアカデミー リアル校の場合、生徒が支払う学費の8割が支給され、生徒1人あたり月額13,200円が基本です。教室によっては、これに加えて教材費などを保護者からいただいています。収支は生徒数などによって変わり、収入が約束されるものではありません。雇われて働く形の給与は、それぞれの求人で確かめてください。
開校までに、費用はかかりますか?
NIJINアカデミー リアル校の場合、選考でかかる費用は、開校視察費 88,000円(税込)です。現地視察に進むときに振り込みます。開校後の条件は、選考の中で伝えられます。
いまの教室や、ほかの仕事と両立できますか?
NIJINアカデミーの募集ページには、週1日から始められ、子育てや自身の事業と両立しながら運営できると書かれています。NIJINのほかの仕事と掛け持ちしているメンバーもいます。両立できるかどうかは、開く日と、毎週水曜日のオンライン全体会議などの時間を予定表に入れて確かめてください。

9まとめ|募集の形を見分けて、自分に合う教室長の道を選ぶ

フリースクールの教室長の募集には、「雇われて働く」「自分で開業する」「すでにある仕組みと組んで自分の教室を開く」の3つの形があります。毎月の給与がほしいなら雇用。すべて自分で決めたいなら開業。得意と場所を生かしながら、型と仲間を持ちたいなら、組む形です。

教室長の仕事は、教えることより、場をひらき、子どもを見守り、保護者や地域とつなぐことです。教員免許の有無より、子どもへの理解と、続けられる計画がものを言います。NIJINアカデミー リアル校の教室長は、週1日から、9:00〜16:00の間で5時間。まずは募集ページを読んで、自分の1週間に置けるかどうかを確かめてみてください。

自分の教室を、週1日から。
子どもが安心して通える場所を、あなたの地域に。

教室長の募集を見る → エントリーする → 仕事の内容と条件は、NIJINアカデミー リアル校 教室長の募集ページに載っています。どんな教室があるかは、リアル教室の紹介ページで見られます。

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本記事は一般的な情報提供を目的としており、売上や収入、生徒数を保証するものではありません。法律・契約・保険・税金についての助言ではなく、個別の判断は、契約書と、貸主・保険会社・自治体の窓口・税理士などにご確認ください。統計と制度、募集の条件は2026年10月時点で各公式ページから確認した内容で、変更されることがあります。
  • NIJIN採用サイト「NIJINアカデミー リアル校 教室長 募集」nijin.co.jp
  • NIJINアカデミー「全国の教室一覧(リアル教室)」academy.nijin.co.jp
  • 文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について(通知)」令和7年10月29日 mext.go.jp
  • 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日 mext.go.jp
  • 同通知 別添3「民間施設についてのガイドライン(試案)」mext.go.jp(PDF)
  • 同通知 別記1「義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」mext.go.jp
  • 厚生労働省「フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ」mhlw.go.jp
  • 社員インタビュー(ひとみんさん)nijin.co.jp/(しめじゅんさん)nijin.co.jp
  • 星野起業塾 nijin.co.jp/kigyojuku/
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