教員の人間関係がつらいときに|職員室の悩みの整理と環境を変える4つの選択肢

教員 人間関係 つらい|教員の人間関係がつらいときに|職員室の悩みの整理と環境を変える4つの選択肢
執筆:NIJIN 採用チーム/最終更新日:2026年10月7日/読了目安:15分
教員の人間関係がつらいとき、最初にやることは「自分を直す」ことではありません。つらさの相手と場面を分け、①距離を変える ②相談する ③校内・校外で環境を変える ④学校の外に足場をつくる、の4つから今の自分に合う一歩を選ぶことです。

文部科学省の調査でも、精神疾患で休職した教員の要因の上位に「職場の対人関係」が入っています。職員室の人間関係で苦しくなるのは、あなただけではありません。この記事では、公式の調査と制度で確かめられたことをもとに、原因の整理のしかたと4つの選択肢を並べます。「辞めるべき」とも「耐えるべき」とも決めつけません。

この記事で分かること
  • 教員の休職の要因として「職場の対人関係」が挙がっている、国の調査の内容
  • 職員室の人間関係がこじれやすい、学校という職場の特徴
  • つらさを「相手」と「場面」で分けて整理する方法
  • 距離を変える・相談する・環境を変える・外に足場をつくる、4つの選択肢
  • 心と体に出るサインと、公式の相談先

1教員の人間関係がつらいのは、あなただけではない

「子どもは好き。授業も嫌いじゃない。でも職員室に入ると胃が重くなる」。そんな声は、先生の悩みとして珍しいものではありません。

まず、国の調査で事実を確かめます。文部科学省は毎年、公立学校の教職員について「人事行政状況調査」を公表しています。

7,087人令和6年度に精神疾患を理由として病気休職した公立学校の教育職員の数。全教育職員数の0.77%にあたります。令和5年度(7,119人)から32人減りましたが、割合は横ばいでした。

出典:文部科学省「令和6年度公立学校教職員の人事行政状況調査について」mext.go.jp

同じ調査では、休職の要因として多かったものが挙げられています。

  • 業務内容(児童・生徒に対する指導そのものに関すること)
  • 職場の対人関係(上司、同僚、部下等)
  • 業務内容(校務分掌や調査対応等、事務的な業務に関すること)

子どもへの指導と並んで、大人どうしの関係が先生を追いつめている。これは個人の印象ではなく、国の調査に出ている結果です。

ですから、「人間関係くらいで弱音を吐くなんて」と自分を責める必要はありません。それは、多くの先生がつまずいている場所です。

教員が人間関係のつらい気持ちを整理しようと、職員室の自分の机でノートを開いて静かに考える場面(イメージ)
職員室の人間関係に悩む先生は少なくありません。つらさは個人の弱さではなく、職場のつくりから生まれることが多いものです。

2職員室の人間関係がこじれやすい4つの理由

先生どうしの関係がこじれるのは、誰かの性格が悪いから、とは限りません。学校という職場には、関係がこじれやすいつくりがあります。ここでは、学校で働いたことのある人なら思い当たる特徴を4つに整理します。自分の職場に当てはまるものがあるか、照らし合わせてみてください。

1. 逃げ場が少ない

職員室は一つ。学年団は数人。同じ顔ぶれと、朝から夕方まで、1年間を一緒に過ごします。合わない相手がいても、席を替えたり部署を移ったりすることは簡単ではありません。

2. 役割の境目があいまい

学年の仕事、校務分掌、行事、部活動。誰がどこまでやるかが文書で決まっていない仕事が多く、「気づいた人がやる」「若い人がやる」になりがちです。境目があいまいな仕事は、不公平感の種になります。

3. 「正しさ」がぶつかりやすい

先生は一人ひとり、子どもへの関わり方に信念を持っています。指導の方針がちがうと、仕事の進め方のちがいではなく「教育観のちがい」として受け取られ、人として否定されたように感じやすくなります。

4. 相談する相手が、つらさの相手でもある

学年主任や管理職は、本来いちばん相談しやすい相手です。けれど、つらさの原因がその人である場合、校内に相談先がなくなってしまいます。

ポイント こじれの原因が「職場のつくり」にあるなら、努力で変えられる部分と、変えられない部分があります。変えられない部分まで背負いこまないことが、最初の一歩です。

3つらさを整理する|「誰と」「どの場面で」を分ける

「人間関係がつらい」という言葉は、とても大きなかたまりです。そのままでは打つ手が見えません。相手と場面で分けると、選べる手が変わってきます。

つらさの相手よくある場面まず考えたい手
同じ学年・教科の同僚方針が合わない、仕事の分担がかたよる、陰で言われている気がする距離の取り方を変える。分担を言葉にして確認する。年度替わりの学年希望で伝える
学年主任・先輩指導が強い、やり方を細かく直される、相談しづらい記録をとる。管理職や養護教諭、別の学年の先輩など、相談先を一段ずらす
管理職話を聞いてもらえない、評価に納得できない、強い言い方をされる記録をとる。教育委員会の相談窓口、人事委員会、職員団体など校外の窓口を使う
職員室全体の空気帰りにくい、休みを取りにくい、雑談に入れない異動の希望を出す。学校の外に居場所をもう一つ持つ
保護者要望が強い、連絡が夜まで続く一人で受けない。学年・管理職と一緒に対応する形に切り替える

書き出すと見えること

紙に、この1か月でつらかった場面を5つ書いてみてください。「誰が」「何を言った・した」「自分はどう感じた」の3つだけで十分です。

書いてみると、5つのうち4つが同じ一人の相手だった、ということがよくあります。その場合、問題は「教員という仕事」でも「あなたの性格」でもなく、その人との組み合わせです。組み合わせは、年度が替われば変わる可能性があります。

逆に、相手がばらばらで、どの学校に行っても同じ形でつまずいているなら、働き方そのものを見直す合図かもしれません。この見きわめ方は、「教員に向いてない」と感じたらの記事でも詳しく書いています。

① 書き出すつらかった場面を5つ。誰が・何を・どう感じたか
② 分ける相手は一人か、複数か。場面は決まっているか
③ 期限を見る年度末で変わる関係か、変わらない関係か
④ 手を選ぶ4つの選択肢から、今できる一歩を一つ
「人間関係がつらい」を小さく分ける4つの手順。分けると、耐えるか辞めるかの二択ではなくなります。

4心と体のサインが出ていたら、整理より先に休む

ここまでは「考えて整理する」話でした。ただし、体や心にサインが出ているときは順番が逆です。まず休むこと、受診することが先になります。

文部科学省のサイトで公開されている、教職員向けの手引き「とまり木」では、心の不調についてこう書かれています。「心の不調は、『心の弱さ』や『気の持ちよう』ではありません。」

同じ手引きは、適応反応症(適応障害)を、人間関係・異動・業務の多忙さなど特定のストレス要因が原因で、情緒面や行動面に症状が出て社会生活に支障をきたす状態と説明しています。症状の例として挙げられているのは、次のようなものです。

  • 不安や焦りが強い、気分が落ちこむ
  • 強い怒りを感じる、涙もろくなる
  • 遅刻や欠勤が増える、仕事の能率が落ちる
  • 暴飲暴食が増える

手引きには、ストレスの原因から離れると症状が改善する傾向がある、とも書かれています。つまり、つらさの原因が人間関係なら、そこから離れることには意味があるということです。

当てはまるものが続いているなら、一人で抱えこまず、心療内科や精神科などの医療機関、または次の章の相談窓口に早めに相談してください。診断や治療については、この記事では判断できません。必ず医師に相談してください。

出典:「とまり木 教職員のみなさまへ 心の不調による病気休暇・病気休職中の手引き」(文部科学省のサイトで公開)mext.go.jp

休むための制度(病気休暇・病気休職)の期間や給与については、教員の休職ガイドにまとめています。

5環境を変える4つの選択肢

人間関係のつらさへの手は、大きく4つあります。上から順に試す必要はありません。今の自分にできそうなものを一つ選んでください。

選択肢何をするか向いている状況気をつけること
① 距離を変える関わる時間と話題を仕事にしぼる。記録をとる相手が一人で、年度末に関係が変わりそうがまんの延長にしない。期限を決める
② 相談する校内の別の人、教育委員会や共済組合の窓口、医療機関に話す一人で抱えて眠れない。強い言動を受けている相談した事実と日付を残す
③ 環境を変える学年・分掌の希望、異動の希望、休む制度を使う職場全体の空気が合わない。体にサインが出ている希望の出し方と時期は自治体・学校ごとに確認
④ 外に足場をつくる学校の外の先生の集まりに入る。次の働き方を調べるどの学校でも同じ形でつまずく。別の教育の形に関心がある辞めると決める前に、情報を集める段階から

① 距離を変える|関係を「良くする」より「薄くする」

合わない相手と仲良くなろうとすると、消耗します。めざすのは、仕事が回るだけの関係です。

  • 話すのは仕事の用件だけにする。用件は短く、できれば文字で残す
  • 職員室にいる時間を減らす。教室や準備室で作業する時間を決める
  • 言われたこと・されたことを、日付と一緒にメモしておく

メモは、あとで相談するときの材料になります。そして、書くことで「自分が悪いのでは」という気持ちから少し離れられます。

② 相談する|校内でだめなら、校外へ一段ずらす

相談先は、校内だけではありません。確かめられた公式の窓口を挙げます。

相談先どんなときに公式情報で確かめられたこと
所属の教育委員会の相談事業心の不調、職場の悩み例:東京都教育委員会は、精神保健相談、土日相談、臨床心理士等が小中学校を訪問して教職員と面談するアウトリーチ型相談事業などを実施している
公立学校共済組合心と体の健康の相談手引き「とまり木」の付録に、公立学校共済組合本部の相談事業と直営病院の案内がある
人事委員会・公平委員会勤務条件について措置を求めたい地方公務員法 第46条で、職員は給与・勤務時間その他の勤務条件に関し、適当な措置を要求できると定められている
厚生労働省「こころの耳」働く人のメンタルヘルス全般働く人のメンタルヘルスのポータルサイト。相談窓口の案内がある
厚生労働省「あかるい職場応援団」ハラスメントかもしれないと感じる職場のハラスメントについての情報をまとめたサイト

出典:東京都教育委員会の資料(第9章 福利厚生)kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/地方公務員法 第46条(e-Gov法令検索)laws.e-gov.go.jp/厚生労働省「こころの耳」kokoro.mhlw.go.jp/厚生労働省「あかるい職場応援団」no-harassment.mhlw.go.jp

相談窓口の名前や受付時間は、自治体ごとにちがいます。お勤めの自治体の教育委員会のページで確認してください。私立学校の先生は、勤務先の就業規則と相談窓口、または都道府県の労働局の総合労働相談コーナーが入口になります。

ある言動がハラスメントに当たるかどうかは、この記事では判断できません。「当たるかどうか分からない」段階で相談して大丈夫です。

教員が人間関係のつらい悩みを、校外の落ち着いた相談室で相談員に話している場面(イメージ)
環境を変える選択肢は4つあります。校内で話しにくいときは、相談先を校外へ一段ずらすと話しやすくなります。

③ 環境を変える|学年・異動・休む制度

公立学校には、年度ごとに校内の配置が変わり、数年ごとに異動があるという特徴があります。これは、人間関係がつらいときには味方になります。

  • 校内の希望:次年度の学年や分掌の希望を聞かれるときに、事情を管理職に伝える
  • 異動の希望:異動の希望を出す時期と方法は自治体ごとに決まっています。管理職か教育委員会に確認してください
  • 休む制度:体にサインが出ているなら、病気休暇・病気休職という制度があります。医師の診断書が入口です

「年度末まであと何か月」と数えられるだけで、気持ちが少し軽くなることもあります。年度末までの動き方は、教員を年度末で辞めたい場合の時系列の記事も参考にしてください。

④ 学校の外に足場をつくる

職員室だけが世界のすべてになると、そこでの関係が自分の価値のすべてに見えてきます。学校の外に、先生として話せる場所を一つ持つと、職員室の比重が下がります。

たとえばNIJINには、小学校の先生がオンラインで授業を見合う「授業てらす」や、中学校の先生が本音で相談できるコミュニティ「中学校てらす」があります。勤務校とは別の先生たちと話すことで、「うちの職員室の当たり前」が当たり前ではないと気づけます。

そして、「次の働き方」を調べはじめるのも、足場づくりの一つです。調べることは、辞めると決めることではありません。

先生キャリアコーチの面談の様子
NIJINの事業先生キャリアコーチ先生のキャリア・転職を支援するコーチングです。辞めるかどうかをまだ決めていない段階でも、メンターとの対話を通じて、気持ちとこれからの道を整理できます。先生キャリアコーチを見る →

6残る・離れる・両方に関わる|3つの道を並べる

4つの選択肢を試したうえで、その先の道は大きく3つあります。どれが正解ということはありません。

残る道校内の配置替えや異動で、相手との組み合わせを変える。教員を続ける
離れる道休んで回復する。退職して、別の仕事や別の教育の場へ移る
両方に関わる道教員を続けながら学校の外に居場所を持つ。非常勤と外の仕事を組み合わせる
3つの道は、一度選んだら戻れないものではありません。「残る → 外に足場 → 離れる」のように、順番に動く人もいます。

学校の外にも、教育の仕事はある

人間関係がつらくて「教員を辞めたい」と思ったとき、多くの先生は「教育そのもの」まで手放すことを想像して苦しくなります。けれど、教える場所は学校だけではありません。

NIJINは、「教育から、世界を照らす。」を掲げる教育の会社です。学校が合わない小中学生のためのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」などを運営しています。NIJINアカデミーの先生は在宅で働く仕事で、週3日から関われます。必須の時間帯は、平日10:00〜11:00を週3日と、水曜12:00〜13:30。給与の目安は月20万円〜70万円(フルコミットの場合)で、担当する仕事の組み合わせによって決まります(詳細は選考と契約のときに個別に示されます)。

もちろん、どの職場にも人間関係はあります。NIJINに来れば人間関係の悩みがなくなる、ということではありません。働く場所と時間、関わる人の組み合わせを自分で選び直せる働き方がある、という一例として受け取ってください。

つらさを経て、もう一度教育を選んだ先生の声

NIJINアカデミー メタバース担任 國吉樹里(じゅりたろう)さん

國吉 樹里さん

通称:じゅりたろう/公立中学校の保健体育教員を7年 → 休職・退職 → NIJINアカデミー メタバース担任・YouTubeチャンネル運営

じゅりたろうさんは、公立中学校で7年間働きました。インタビューでは当時をこう振り返っています。「生徒の前では『先生らしくいなければ』と自分をつくり、自然体の自分を見せることができませんでした。」

その後、初めての異動とコロナ禍で環境が大きく変わり、「学校に馴染めない苦しさも重なって心身の調子を崩し、休職・退職を経験しました。」と話します。元気を取り戻す中で「やっぱり教育がしたい」という気持ちに気づき、いまは在宅で全国の子どもたちの担任をしています。インタビュー記事を読む

学校を離れたあとに教育へ戻ってくる道は、動画でも紹介されています。

【不登校は才能】元小学校教員がフリースクール教室長になった理由|NIJINアカデミー千葉佐倉校
▶ タツロー校長|【不登校は才能】元小学校教員がフリースクール教室長になった理由|NIJINアカデミー千葉佐倉校
学校の外の教育の仕事を、先に見ておく在宅の先生、教室長、探究のスタッフなど、NIJINの募集職種を一覧で見られます。
募集職種を見る →

7辞めると決める前に確かめたい5つのこと

人間関係を理由に退職を考えるとき、あとで「確かめておけばよかった」となりやすい点を5つ挙げます。

  1. 相手は誰か:特定の一人なのか、職場全体なのか。一人なら、年度替わりで変わる可能性があります。
  2. 体のサインはあるか:眠れない、涙が出る、朝動けない。あるなら、決断より受診と休養が先です。
  3. 校外に一度相談したか:教育委員会や共済組合の窓口、医療機関。話すだけで選択肢が増えることがあります。
  4. 休む制度を知っているか:病気休暇・病気休職は、辞める前に使える制度です。条件は自治体の規定で確認します。
  5. 次に何をしたいか:教育を続けたいのか、離れたいのか。決めきらなくてかまいません。方向だけ言葉にします。

辞めるかどうかで迷っている方は、教員を辞めるか迷っている先生へもあわせて読んでみてください。

教員が人間関係のつらい状況を整理しようと、休日の図書館の窓辺でノートに書き出している場面(イメージ)
辞めると決める前に、確かめたいことが5つあります。書き出して、分けて、期限を見る。決めるのはそのあとで十分です。

人間関係のつらさに、学級が落ち着かないことが重なっているときは、学級崩壊で担任を辞めたいと感じたら|自分を責める前に確かめたい5つで、自分を責める前に確かめたいことを整理しています。

8よくある質問

職員室の人間関係がつらいのは、自分に問題があるからでしょうか?
そうとは限りません。文部科学省の令和6年度の調査では、精神疾患で休職した教員の要因の上位に「職場の対人関係(上司、同僚、部下等)」が挙がっています。逃げ場の少なさや役割のあいまいさなど、学校という職場のつくりが関係していることも多くあります。
人間関係を理由に異動を希望してもよいのですか?
異動の希望の出し方、時期、理由の書き方は自治体ごとに決まっています。希望が必ず通るとは限りませんが、事情を管理職に伝えておくことには意味があります。お勤めの自治体の教育委員会の規定を確認してください。
管理職との関係がつらい場合、どこに相談すればいいですか?
校内に相談しにくい場合は、所属の教育委員会の相談窓口、公立学校共済組合の相談事業、医療機関など、校外の窓口が使えます。勤務条件については、地方公務員法 第46条により、人事委員会または公平委員会に措置を要求できると定められています。私立学校の場合は、就業規則と労働局の相談窓口を確認してください。
ハラスメントに当たるかどうか分かりません。
当たるかどうかの判断は、この記事ではできません。分からない段階で相談してかまいません。言われたこと・されたことを日付と一緒に記録し、教育委員会の窓口や、厚生労働省「あかるい職場応援団」に載っている相談先を確認してください。
人間関係のストレスで眠れません。休んでもいいのでしょうか?
眠れない、涙が出る、朝動けないといった状態が続くときは、医療機関への相談を優先してください。公立学校の教員には、医師の診断書にもとづく病気休暇や病気休職の制度があります。期間や給与は自治体の規定によるため、所属の教育委員会に確認してください。
人間関係が理由で教員を辞めるのは、逃げでしょうか?
逃げではありません。手引き「とまり木」にも、ストレスの原因から離れると症状が改善する傾向があると書かれています。ただ、辞める以外にも、距離を変える、相談する、異動する、休むという手があります。並べたうえで、自分で選んでください。
学校の外で働けば、人間関係の悩みはなくなりますか?
どの職場にも人間関係はあり、なくなるとは言えません。ただ、働く場所や時間、関わる人の組み合わせは変えられます。在宅で週3日から関われるNIJINアカデミーの先生のように、学校とは違う形で教育に関わる働き方もあります。
職員室の人間関係が悪くなりやすいのは、なぜですか?
だれかの性格のせいとは限りません。学校には、逃げ場が少ない、役割の境目があいまい、「正しさ」がぶつかりやすい、相談する相手がつらさの相手でもある、という4つのつくりがあります。変えられない部分まで背負いこまないことが、最初の一歩です。「職員室の人間関係がこじれやすい4つの理由」の章でくわしく説明しています。
教員としてのつらい悩みは、どう整理すればよいですか?
この1か月でつらかった場面を5つ、紙に書き出してみてください。「誰が」「何を言った・した」「自分はどう感じた」の3つだけで十分です。相手が一人なのか複数なのか、年度末で変わる関係なのかを分けると、耐えるか辞めるかの二択ではなくなります。「つらさを整理する」の章でくわしく説明しています。

9まとめ|つらさを分けて、今できる一歩を一つ選ぶ

教員の人間関係がつらいのは、珍しいことでも、恥ずかしいことでもありません。国の調査でも、職場の対人関係は休職の要因の上位に挙がっています。

大切なのは、「人間関係がつらい」という大きなかたまりを、相手と場面で小さく分けること。そして、距離を変える・相談する・環境を変える・外に足場をつくる、の4つから、今できる一歩を一つ選ぶことです。

残って続けることも、離れることも、両方に関わることも、どれも立派な選択です。先生として積み重ねてきたものは、どの道を選んでもなくなりません。

保護者とのやり取りも重なってつらいときは教員の保護者対応のストレスから自分を守る7つの方法、1年目の先生は初任で「教員を辞めたい」と感じたときの選択肢と相談先、辞める時期を考えるときは教員は年度途中で退職できる?ルールと手続きも参考にしてください。

職員室の外にも、教育の仕事はある。
自分らしくいられる場所で、子どもと向き合う。

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  • 厚生労働省「こころの耳」kokoro.mhlw.go.jp/「あかるい職場応援団」no-harassment.mhlw.go.jp
  • NIJIN 採用サイト nijin.co.jp/recruit//「NIJINアカデミーの先生」nijin.co.jp
  • 社員インタビュー(じゅりたろうさん)nijin.co.jp
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