教員を辞めたい初任の先生へ|1年目に知っておきたい選択肢と相談先

教員 辞めたい 初任|教員を辞めたい初任の先生へ|1年目に知っておきたい選択肢と相談先
執筆:NIJIN 採用チーム/読了目安:15分
初任で「教員を辞めたい」と感じるのは、あなたが弱いからではありません。まず体と心を守り、次に「何がつらいのか」を分け、相談先を一つ決める。辞めるか残るかは、そのあとで決めて大丈夫です。

この記事では、法律と文部科学省・厚生労働省の公式情報で確かめたことをもとに、1年目の先生が置かれている仕組み、つらさの分け方、相談先、残る道・外へ出る道・両方に関わる道を順に整理します。「辞めるのが正解」とも「3年は続けるべき」とも決めつけません。

学校の外で教育を続ける働き方も、比較したい方へ仕事内容と募集条件を先に確かめられます。
NIJINアカデミーの先生を見る →
この記事で分かること
  • 条件付採用・初任者研修など、1年目だけにある仕組み(法律の条文で確認)
  • 「辞めたい」の中身を4つに分ける方法と、原因ごとの打ち手
  • 学校の中と外にある相談先、匿名で使える公的な窓口
  • 残る・出る・両方に関わる、3つの道の比べ方
  • 1年目に辞めたいと思った元教員が、その後どう歩んだか

1初任で「教員を辞めたい」と感じるのは、めずらしいことではない

4月に教壇に立ち、気づけば朝から夜まで学校にいる。授業の準備は終わらず、学級はうまく回らず、保護者からの電話に手が震える。「教員 辞めたい 初任」と検索する先生の多くは、そんな日々の中にいるのではないでしょうか。

最初にお伝えしたいのは、1年目に辞めたいと感じることは、向いていない証拠ではないということです。初任の先生は、大学を出たばかりでも、4月の初日から学級担任として30人前後の子どもを預かります。ほかの多くの仕事にある「見習いの期間」が、ほとんどありません。

つらさは、心の健康の統計にも表れています。文部科学省の調査では、令和6年度に精神疾患で病気休職となった公立学校の教育職員は7,087人で、全体の0.77%でした。前年度の7,119人からわずかに減ったものの、割合は横ばいです。要因としては、児童・生徒への指導そのものに関すること、職場の対人関係、校務分掌などの事務的な業務が多いと報告されています。

7,087人令和6年度に精神疾患で病気休職となった公立学校の教育職員の数(全教育職員の0.77%)。初任の先生だけの数字ではありませんが、学校の仕事が心に負荷のかかるものであることを示しています。

出典:文部科学省「令和6年度公立学校教職員の人事行政状況調査について」mext.go.jp

つまり、しんどいのはあなた一人ではありません。そして、しんどさには原因があり、原因には打ち手があります。

教員を辞めたいと感じた初任の先生が、放課後の教室でノートの束を抱えて窓の外を見つめる場面(イメージ)
初任で「辞めたい」と感じるのは、めずらしいことではありません。1年目は、仕事の全体像が見えないまま走り続ける時期だからです。

21年目の先生が置かれている仕組みを知る

1年目には、2年目以降にはない仕組みが2つあります。知らないまま悩むより、条文で確かめておくほうが落ち着いて考えられます。ここでは公立学校の先生について整理します。

条件付採用は「1年間」

一般の地方公務員は、採用から6か月間が条件付きの採用期間です。公立学校の教諭などは、教育公務員特例法の第12条で、この期間が「1年」と定められています。1年間の勤務を経て、正式な採用になります。

「条件付き」と聞くと不安になるかもしれません。ただ、これは全員に同じように適用される仕組みで、あなただけが試されているわけではありません。

初任者研修と指導教員

同じ法律の第23条は、採用の日から1年間、実践的な研修(初任者研修)を行うことを定めています。あわせて、同じ学校の副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、教諭などの中から「指導教員」を命じ、指導教員は初任者に指導と助言を行うものとされています。

大切なのは、1年目の先生は「一人でできること」を求められているのではなく、「教わりながら育つこと」が法律の前提になっている点です。できないことがあるのは、仕組みのうえでも当たり前なのです。

仕組み条文で確かめられること
条件付採用公立学校の教諭等は、採用から1年間が条件付きの期間(教育公務員特例法 第12条)
初任者研修採用の日から1年間、職務の遂行に必要な事項の実践的な研修を実施する(同 第23条第1項)
指導教員同じ学校の教員の中から命じられ、初任者に指導と助言を行う(同 第23条第2項・第3項)

出典:教育公務員特例法(昭和24年法律第1号)第12条・第23条(e-Gov法令検索)laws.e-gov.go.jp

私立学校・国立大学附属学校の先生へ 上の説明は公立学校についてのものです。試用期間や研修の決まりは、勤務先の就業規則で確認してください。

3つらさを4つに分けて、原因を見つける

「辞めたい」は、いくつものつらさが束になった言葉です。束のままだと、答えは「辞める」か「我慢する」の二つしか見えません。4つに分けると、打ち手が変わります。

つらさの種類よくある場面まず試せること辞めれば解決する?
① 仕事の量帰れない、土日も準備、睡眠が足りないやらないことを指導教員と決める。教材は借りる学校や学年、時期で変わることが多い
② 授業・学級授業が成り立たない、学級が落ち着かない授業を見せてもらう。校外の学びの場で型を知る経験と学び方で変わりやすい
③ 人間関係相談できる人がいない、管理職や保護者がこわい一人で対応しない。記録を残し、複数で当たる異動や校種の変更で変わることがある
④ 仕事そのもの学校という仕組みが合わない、やりたい教育と違う学校の外の教育の形を調べる。小さく関わってみる場所を変えることが答えになりうる

①〜③は「いまの学校・いまの時期」に結びついたつらさです。④は「学校という働き方」そのものへの違和感です。1年目は①〜③が重なって④のように感じられることが多いので、まず①〜③を一つずつ軽くしてみて、それでも残るものが④と考えると見きわめやすくなります。

原因の分け方は、「教員に向いてない」と感じたらの記事でも詳しく扱っています。

① 体と心を守る眠れない・食べられないが続くなら、まず受診と休養
② つらさを分ける量/授業・学級/人間関係/仕事そのもの
③ 相談先を一つ決める校内の一人と、校外の一か所
④ 道を並べる残る・外へ出る・両方に関わる
⑤ 時期を決める年度の区切りと、戻る道を確かめてから
初任で「辞めたい」と感じたときの、決める順番。①を飛ばして⑤から考えないことが大切です。

4先に確かめたい、体と心のサイン

考える前に、体の状態を確かめてください。次のようなことが2週間ほど続いているなら、キャリアの判断より先に、休むことと受診を考える時期です。

  • 寝つけない、夜中や明け方に目が覚める日が続いている
  • 食欲がない、または食べすぎてしまう
  • 日曜の夕方や朝の通勤で、涙が出たり動けなくなったりする
  • 好きだったことを楽しいと感じられない
  • ミスが増え、簡単なことが決められない
  • 「消えてしまいたい」と思うことがある

当てはまるものがあるときは、心療内科や精神科、かかりつけ医に相談してください。診断や休養の必要性は、医師が判断します。この記事では断定しません。

休み方の制度(病気休暇や休職)は、公立学校の場合、法律と自治体の条例で決まっています。日数や給与の扱いは自治体によって違うため、管理職か学校の事務担当、所属の教育委員会に確認してください。疲れきった状態での大きな決断は、あとから見直しにくいものです。休んでから決める、という順番を自分に許してください。

5相談先を一つ決める|学校の中・外の窓口

1年目の先生がいちばん苦しくなるのは、「誰にも言えない」ときです。相談先は、学校の中に一人、外に一か所あると安心です。

学校の外で働くメンバーが、いまの働き方を本音で語っている動画も紹介します。相談先を考えるときの手がかりのひとつにしてください。

ぶっちゃけ、今のNIJINどう?社長と古参メンバーが本音で語る|教育スタートアップ|EdTech|働き方▶
▶ タツロー校長|ぶっちゃけ、今のNIJINどう?社長と古参メンバーが本音で語る|教育スタートアップ|EdTech|働き方
相談先相談できることポイント
指導教員・学年主任授業、学級、仕事の優先順位「何を後回しにしてよいか」を具体的に聞く
養護教諭・スクールカウンセラー体調、気持ちの落ち込み評価と関わらない立場の人に話せる
管理職(教頭・校長)業務の調整、休みの取り方言いにくければ、指導教員に同席を頼む
教育委員会・共済組合の相談窓口健康相談、勤務の悩み窓口の有無と使い方は、所属の自治体・組合の案内で確認
働く人の「こころの耳電話相談」(厚生労働省)メンタルヘルスの不調、過重労働の悩み匿名・無料。SNSやメールの相談もある
医療機関不眠、食欲不振、気分の落ち込み診断書が必要な休みは医師の判断による

働く人の「こころの耳電話相談」 厚生労働省のポータルサイト「こころの耳」が案内する電話相談です。電話番号は 0120-565-455。受付は平日17:00〜22:00、土曜・日曜10:00〜16:00(どちらも終了10分前まで)。所定の訓練を受けた産業カウンセラーなどが対応し、1回の相談は最大20分が目安とされています。受付時間は変わることがあるため、利用前に公式ページを確認してください。

出典:厚生労働省 こころの耳「働く人の『こころの耳電話相談』」kokoro.mhlw.go.jp

校外の先生とつながる

校内に相談できる人がいないときは、学校の外で先生同士がつながる場も選択肢です。NIJINが運営する授業てらすは、小学校の先生が授業力を磨くオンラインコミュニティです。中学校てらすは、全国の中学校教員が集まる無料の教員コミュニティです。同じ立場の先生と話すだけで、「自分だけではない」と分かることがあります。

学校の外には、どんな教育の仕事があるのか辞めると決めていなくても大丈夫です。選択肢を知っておくだけで、気持ちが少し軽くなります。
募集職種を見る →

6残る道・外へ出る道・両方に関わる道

体を守り、原因を分け、相談先ができたら、道を並べます。どれか一つが正解ということはありません。

道具体的な形合いやすい人確かめること
残る道年度末まで続ける/休んでから戻る/異動や校種の変更を希望するつらさの中心が①〜③にある人休みの制度、異動の希望の出し方(管理職・教育委員会)
外へ出る道年度末で退職する/年度途中で退職する/民間や学校の外の教育へつらさの中心が④にある人、体調が限界に近い人退職の時期と手続き、次の収入の見通し、戻る道
両方に関わる道学校の外の学びの場に参加する/休日にボランティアで関わる/退職後に非常勤と別の仕事を組み合わせるまだ決めきれない人、教育は続けたい人在職中の兼業の決まり(許可が必要な場合がある)

残る道:1年目と2年目は、同じではない

1年目のつらさの多くは、「初めて」であることから来ます。行事の流れも、通知表の書き方も、保護者会の進め方も、すべて初めてです。2年目は、少なくとも1年の見通しを持って始められます。「いまの大変さが何年も続く」とは限りません。

年度末までの見通しを持ちたい方は、教員を年度末で辞めたい場合の時系列の記事が参考になります。

外へ出る道:早く出ることは、失敗ではない

体調が限界に近いとき、あるいは学校という働き方そのものが合わないと分かったとき、早めに出ることは一つの判断です。1年目で辞めたからといって、教育に関わる道が閉じるわけではありません。学校の外にも、子どもと関わる仕事はあります。選択肢は教員を辞めたあとの仕事の記事にまとめています。

両方に関わる道:小さく試す

「辞める」と「続ける」の間には、広い場所があります。校外の学びの場に参加する、無償のボランティアとして関わってみる、などです。公立学校の先生が報酬を得て働く場合は、兼業の許可などの決まりがあります。詳しくは現職教員の副業のルールの記事と、所属の教育委員会で確認してください。

教員を辞めたい初任の先生に知ってほしい、学校の外の学びの場でスタッフと子どもが森の道を歩く場面(イメージ)
道は「残る」「外へ出る」「両方に関わる」の3つです。学校の外にも、子どもが学び、大人が働く場があります。
先生キャリアコーチの面談の様子
NIJINの事業先生キャリアコーチ教員のキャリア・転職に特化したコーチングです。まだ辞めるかどうか決めていない1年目の先生でも、プロコーチとの無料の1on1で、いまの気持ちと選択肢を整理できます。先生キャリアコーチを見る →

初任の経験を整理する、短い記入メモ

1年目で働き方を見直すとき、「何もできなかった」と一括りにすると、相談したいことも次の仕事で使える経験も見えにくくなります。勤務年数の評価と、実際に担当した仕事の整理は分けて構いません。まず一週間の仕事から一つだけ選び、次のメモを埋めてみてください。すぐ転職するためだけでなく、今の学校で担当や支援を相談する材料にもなります。

振り返る場面事実として書くこと次に確認・相談すること
教材の準備対象の学年、準備した教材、自分で変えた説明準備時間を短くするため共有できる教材はあるか
学年・行事の仕事任された範囲、期限、誰と進めたかいま優先する仕事と、引き継げる仕事は何か
子どもへの関わり困った場面と、同僚へ相談して試した工夫一人で対応する範囲と、相談する基準は何か

例えば「授業がうまくできない」から一歩進めて、「説明が届きにくかった単元で、同僚に相談して図を使う資料に変えた。準備には時間がかかったため、次回は共通教材を使えるか相談したい」と書く形です。これは記入方法を説明する架空の例で、成果や数字を足す必要はありません。試したことがうまくいかなかった場合も、その経緯を残せます。

学校の外の求人を見る場合は、求められる仕事内容とこのメモを照合します。「初任でも応募できるか」「研修はどこまであるか」は求人ごとに確認し、年数だけで採用可否を断定しません。文章にする段階では、教員の職務経歴書の書き方と例文を参考に、担当・行動・確認できる変化の順に整理できます。

学校の外で、子どもと関わり続ける働き方があります。

NIJINアカデミーの先生の募集を見る → エントリーする

7辞めると決める前に確かめておきたいこと

外へ出る道を選ぶ場合も、次の5つを確かめてからにすると、あとで「知らなかった」が減ります。

  1. 退職の時期と伝え方:いつまでに誰に伝えるかは、自治体や学校で決まりがあります。まず管理職に確認します。
  2. お金の見通し:1年目は退職手当や貯金が多くないことがふつうです。金額や計算は学校の事務担当や教育委員会に確認し、数か月分の生活費の見通しを立てます。
  3. 健康保険と年金:退職後の手続きは、市区町村の窓口や年金事務所で確認します。
  4. 戻る道:教員採用選考は、退職後に受け直すことができます。文部科学省によると、教員免許更新制は令和4年(2022年)7月1日に発展的に解消されました。年齢の条件や教職経験者向けの選考は自治体ごとに違うため、戻りたい自治体の実施要項を見ておきます。
  5. 次にやりたいことの仮の答え:決まっていなくてもかまいません。「子どもと関わり続けたいか」だけでも言葉にしておくと、次の一歩を選びやすくなります。

出典:文部科学省「教員免許更新制」mext.go.jp

辞めたあとに悔やみやすい点は、教員を辞めた後に後悔する?の記事にまとめています。

81年目に「辞めたい」と思った先生のその後

NIJINには、1年目に苦しんだ経験を持つ元教員がいます。公開している社員インタビューから、二人の言葉を紹介します。歩んだ道は、それぞれ違います。

授業てらすのボランティアスタッフとして活動する元小学校教員

授業てらすのスタッフ(元小学校教員)

小学校教員として3年間勤務 → 運動教室を経営しながら、NIJINのボランティアスタッフとして「授業てらす」に関わる

「教員1年目。私は月90時間を超える残業と孤独の中で、文字通り『死んだような目』をして教壇に立っていました。」と振り返ります。当時は「もう辞めたい…」と毎日自問自答していたそうです。そこで出会ったのが、校外の学びの場でした。1年目を乗りこえて3年間勤めたあと、学校の外から先生を支える側に回っています。インタビュー記事を読む

NIJINアカデミー メタバース担任 國吉樹里(じゅりたろう)さん

國吉 樹里さん

通称:じゅりたろう/公立中学校の保健体育教員を7年間 → 休職・退職 → NIJINアカデミー メタバース担任

じゅりたろうさんは、1年目をこう話しています。「新卒1年目から担任、部活動の主顧問、運動会の運営などを任され、とにかく『周りの先生に追いつかなきゃ』と必死に教師になろうとしていました。」そして、「今思えば、できないことがあって当たり前なのに」と続けます。その後、心身の調子を崩して休職・退職を経験し、いまは在宅で子どもたちと関わっています。インタビュー記事を読む

一人は学校に残って3年働いたあとに外へ出て、もう一人は7年働いたあとに休み、別の形で教育に戻りました。どちらも「1年目に辞めたかった」ことが、その後の道を狭めてはいません。

初任で教員を辞めたいと感じた先生が、休日の朝に自宅の低い机で選択肢をノートに書き出す場面(イメージ)
1年目に「辞めたい」と思った先生のその後は、一つではありません。選択肢を紙に書き出すと、気持ちが整理されます。

9よくある質問

初任で辞めたいと思うのは、甘えでしょうか?
甘えではありません。1年目の先生は、初日から学級担任などの責任を担います。一方で法律は、採用から1年間の初任者研修と指導教員による指導・助言を定めており、「教わりながら育つ」ことが前提です。できないことがあるのは当たり前です。
条件付採用の1年間に辞めると、不利になりますか?
公立学校の教諭等は、教育公務員特例法により採用から1年間が条件付きの期間です。この期間に自分の意思で退職した場合の退職手当や手続きは、自治体の決まりによります。金額や扱いは、学校の事務担当や所属の教育委員会に確認してください。
年度の途中で辞めることはできますか?
できるかどうか、いつまでに伝えるかは、自治体や学校の決まりと状況によります。体調が理由のときは、退職の前に休みの制度を使えるかどうかも含めて、管理職と医師に相談してください。身分ごとのルールは教員は年度途中で退職できる?ルールと手続きで整理しています。
3年は続けたほうがいいと言われます。本当ですか?
一律の答えはありません。つらさの中心が仕事の量や授業・学級にあるなら、2年目に軽くなることがあります。体調が限界に近い、または学校という働き方そのものが合わないと感じるなら、年数にこだわらず考えてかまいません。
誰にも相談できません。どこに話せばいいですか?
校内では、評価と関わらない養護教諭やスクールカウンセラーが話しやすい相手です。校外では、厚生労働省の「こころの耳」が案内する電話・SNS・メールの相談を匿名・無料で使えます。眠れない、食べられない状態が続くときは医療機関へ相談してください。
一度辞めたら、もう教員には戻れませんか?
教員採用選考を受け直す道があります。教員免許更新制は2022年7月1日に解消されています。年齢の条件や教職経験者向けの選考の有無は自治体ごとに違うため、戻りたい自治体の実施要項で確認してください。
1年目で辞めても、教育の仕事は続けられますか?
学校の外にも、子どもと関わる仕事があります。たとえばNIJINアカデミーの先生は在宅・週3日からの働き方で、リアル教室の教室長は教員免許が不要です。条件は各募集ページで確認してください。
新卒の教師が、3か月ほどで辞めたいと思うのは早すぎますか?
早すぎるということはありません。1年目のつらさの多くは、「初めて」が重なることから来ます。まず体と心のサインを確かめ、つらさを分け、相談先を一つ決めてください。辞めるか残るかを決めるのは、そのあとで間に合います。
初任で教員を辞めたいとき、つらさはどう整理すればよいですか?
つらさを、仕事の量、授業・学級、人間関係、仕事そのもの、の4つに分けてみてください。はじめの3つは、いまの学校やいまの時期に結びついたつらさです。1年目はこの3つが重なりやすいので、一つずつ軽くしてみて、それでも残るものを見ると見きわめやすくなります。「つらさを4つに分けて、原因を見つける」の章でくわしく説明しています。
教員1年目で退職を考えるとき、先に確かめておくことは何ですか?
外へ出る道を選ぶ場合は、退職の時期と伝え方、お金の見通し、健康保険と年金の手続き、教員に戻る道、次にやりたいことの仮の答え、の5つを確かめておくと、あとで「知らなかった」が減ります。決まりや金額は自治体によって違うため、管理職や学校の事務担当、教育委員会などの窓口で確認してください。

10まとめ|決める順番を守れば、どの道も選べる

初任で「教員を辞めたい」と感じるのは、めずらしいことではありません。1年目は、条件付採用と初任者研修の期間であり、教わりながら育つことが前提の1年です。

決める順番は、①体と心を守る、②つらさを分ける、③相談先を一つ決める、④道を並べる、⑤時期を決める。この順番さえ守れば、残ることも、外へ出ることも、両方に関わることも、どれも選べます。

学校に残って2年目を迎える先生も、外で教育を続ける先生も、子どもと向き合おうとした1年目の経験はなくなりません。

休み方の制度は教員の休職ガイド(期間・給料・手続き)、つらさの中心が職員室にあるときは教員の人間関係がつらいときの整理と4つの選択肢、保護者とのやり取りにあるときは教員の保護者対応のストレスから自分を守る7つの方法も参考にしてください。

学校の外にも、教育を続ける場所があります。
まずは、どんな仕事があるかを見てみませんか。

NIJINの採用サイトを見る → 応募を決めた方はエントリーするから。職種の一覧は募集ポジション一覧でご覧いただけます。

あわせて読みたい|同じテーマの新しい記事

教員の休職ガイド(期間・給料・手続き)
教員の休職ガイド|期間・給料・手続きの基本と休む間に考えたいこと教員の休職は、病気休暇から病気休職へ進む二段階。
教員は年度途中で退職できる?ルールと手続き
教員は年度途中で退職できる?ルールと手続き、子どもへの影響の考え方教員は年度途中でも退職できます。
教員の人間関係がつらいときの整理と4つの選択肢
教員の人間関係がつらいときに|職員室の悩みの整理と環境を変える4つの選択肢職員室の人間関係がつらいとき、最初にやるのは自分を直すことではなく、つらさを相手と場面で分けること。
教員の保護者対応のストレスから自分を守る7つの方法
教員の保護者対応ストレス|疲れた先生が自分を守る7つの方法と相談先保護者対応に疲れた先生に向けて、ストレスの原因を「形」から整理し、一人で抱えないための7つの方法と、文部科学省が公開している資料・研修動画、相談先をまとめました。

あわせて読みたい|辞めるか迷ったときに

「教員辞めたい」20代のあなたへ
「教員辞めたい」20代のあなたへ|理想と現実のギャップにどう向き合う?【2026年版】20代の先生が感じやすい理想と現実のギャップと、その向き合い方をまとめています。
「教員に向いてない」と感じたら
「教員に向いてない」と感じたら|辞める前に原因を3つに分ける見きわめ方「向いてない」の原因を3つに分けて見きわめる方法を紹介しています。
教員を辞めるか迷っている先生へ
教員を辞めるか迷っている先生へ|転職前に考えたい7つのこと【2026年版】辞めたいのは今の学校か、教員そのものか。決める前に整理したい点をまとめています。
「教員を辞めたい」と思ったら
「教員を辞めたい」と思ったら|後悔しない選択肢と学校の外で教育を続ける道「教員を辞めたい」と思ったときの選択肢と、学校の外で教育を続ける道を紹介しています。

あわせて読みたい|1年目に悩んだ元教員の声

【元教員が挑む授業改革】学校の外だからできる「最高の授業づくり」とは?『授業てらす』で全国の先生と、子どもを学びの“ファン”にする挑戦
【元教員が挑む授業改革】学校の外だからできる「最高の授業づくり」とは?『授業てらす』で全国の先生と、子どもを学びの“ファン”にする挑戦1年目の苦悩の中で授業てらすと出会った元小学校教員のインタビュー。
自分も悩んだからこそ「自分らしく」を届けたい
自分も悩んだからこそ「自分らしく」を届けたい|教員から在宅の仕事へ|NIJIN公立中学校で7年間勤務し、休職・退職を経て在宅で教育に関わる、じゅりたろうさんのインタビュー。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の退職・休職・採用の結果を保証するものではありません。法律・制度・相談窓口の内容は、記事作成時に各公式ページで確認したものです。体調については医療機関へ、休みや退職の手続きは所属の教育委員会・管理職へご確認ください。
この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!